当時、私は地方都市のホテルで接客スタッフとして働いていました。 大学卒業後に転職に二回も失敗し、これからどうしようと悩んでいたのです。 実は、海外生活に憧れてはいたのですが、勇気が持てず諦めていました。 とりあえず、無職のままではいられないと思い、ホテルでの派遣社員として勤務することを選んだのです。 ホテルのレストラン…
知人の一言
私がその男性と出会ったのは今から5年ほど前、仕事の出張で栃木県に行った時のことです。 出会ってからなんとなく意気投合して朝まで飲み明かし、いろいろと悩みを相談した時に言ってくれたのがこの言葉でした。 その男性は既婚者であり二人の娘がいますが、彼の話によると二人とも実の娘ではないかもしれない、その確証が持てないとのことで…
結婚予定が決まり結婚に向かって進み始めるといろいろな困難が待ち受けていました。 彼の実家は自営業。 彼も私も今ある仕事を辞めて彼の実家に入ること。 彼の実家の希望に100%応えること。 「サラリーマン家庭の我が家と彼の実家が釣り合わない」、「格が違う」と、本当は彼のご両親、親戚の方々がこの結婚を認めていないこと…。 い…
私は以前、新規オープンのディスカウントショップで働いていました。 ホームセンターを買い取って新しくオープンしたお店でした。 そこでホームセンターの頃から働いているとても仕事の出来る42歳の女性と出会いました。 いつもきびきびと動いて、掃除などの人の嫌がる事でも率先してやるような素敵な方でした。 私とは10歳位歳が離れて…
学生時代の剣道のコーチの一言でした。 当時、私の顔にはニキビがとてもたくさんありました。 周りにはニキビがある女の子は一人もいなく、男の子でも数人ある程度。 当然、鏡を見るのも嫌で、ニキビ顔を隠すようにしていました。 写真を撮られる事に抵抗もあり、自然と写真を撮る側になったり、顔を手で隠すようになりました。 部活が剣道…
うつ病の薬をもらいにいつもの処方箋にいこうと思ったとき、途中で過呼吸をおこしました。 処方箋のあるところはショッピングセンターの仲にあるのですが、たまたまキャンペーンをやっていて、キャンペーンの方からポケットティッシュを受け取ってしまったのです。 そしたら受け取った方から「今受け取ったよね。」といわれ強引に説明をしよう…
今から30年も前の話です。 私も人並みに結婚して普通に子供に恵まれ仕事を辞めて専業主婦として日々を過ごしていました。 出産を機に仕事をやめることは当時は普通で、特別ではありませんでした。 仕事を続けながら育児をする人は「偉いな」と思っていました。 専業主婦でいられることはめぐまれていて、「仕事をしない分、育児がしっかり…
ふた回り程年の離れた方にこの言葉をもらいました。 色々なことを抱えてすぎて精神的にもスケジュール的にもいっぱいいっぱになっていた時に言われた言葉です。 それからは何かを始める時や辞める時には必ずこの言葉が頭をよぎり、気持ちを落ち着かせてくれます。 なんでもない言葉ですが、わたしにとってはとても響いた大切な一言でした。 …
僕は統合失調症で数年前、入院しました。 被害妄想が強烈で、看護師さんたちのことも敵だと思ったり、笑われているように感じました。 僕の主治医のS先生は焦燥に襲われて手を繋いで欲しがってる僕に、手を差し伸べて下さいました。 美人の先生で、保護室という個室に閉じ込められていた頃、散歩に連れて行ってくれて、ふと手を繋いでも嫌が…
この言葉を私に残してくれた人は親の知人であり、自分の親よりも年齢が上の人です。 自分が20歳になったばかりのころで、小洒落た居酒屋の席での一言でした。 この言葉を覚えたことで、人をみる力がよりついたと自分では思っています。 この言葉は決して、どちらがよいとか悪いとかそういう言葉ではありません。 内向きにいい顔をする人と…