あたちミーちゃん、えっえっなの

投稿者:らめらめ (1983年生まれ/女性/神奈川県在住)

娘が生まれたばかりの頃、毎日毎日緊張しっぱなしでした。
この子を死なせてはいけない、この子を不愉快にさせてはいけないとそれはそれは気を張っていました。
最初はほとんど寝てばかりでしたが、日に日に覚醒時間は長くなっていきました。
しかし、起きているからといって、笑うわけではなく、泣いていないのであればただ、ぼーっとしているだけ。

あやしても笑うのでなく、ただボーっとしていているのでなんとなく間が持たなくて困っていました。
しかし、娘もどうしていいのか分からないらしく、しばらくすると「えっえっ」と言いながら泣きだします。
「えっえっ」はいつ来るか分かりません。
食事の最中でも、夫婦でまったり過ごしている時でも、家事で手が離せなくてもおかまいなしです。
「えっえっ」の声が聞こえるとそれまでしていた全てを中断しなければならないので、私にとっては恐怖でした。

ある夕食時、夫が「えっえっ」と言い始めた娘を抱き上げながらいいました。
「あたちミーちゃん、えっえっなの」
なんだかそれがツボにはまってしまい、以来、娘が愚図り始めると「そうなの、えっえっになっちゃったの」と語りかける余裕がでてきました。
そうすると娘も、「そうなの、えっえっなの」と言っているような気がしてきました。

その後、娘も成長にしたがい、表情が豊かになり、喃語も増えてきました。
そうなるの「えっえっ」がもう聞けなくなり、少し寂しいです。
でも、かわりに「あたちミーちゃん、あぶあぶなの」となるようになりました。
夫の「あたちミーちゃんえっえっなの」から、娘が少し愚図っても、そうかそうか、えっえっなのか、あぶあぶなのかと受け止める余裕が出てきました。

今は一歳を少し過ぎ、喃語に混じって、単語も出てくるようになりました。
まだまだ気ままに好きなように喋り続けている娘ですが、「そうなの、ぶきゃぶきゃなの」と返すと嬉しそうに笑います。
喃語は唐突にあるフレーズが流行り、すぐに言わなくなります。
夫のようにその時その時を面白がっていきたいなと思っています。

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