パンツもズボンも洗ってくれてありがとう、お母さん、ありがとう。

投稿者:ぽんた (1968年生まれ/女性/静岡県在住)

日ごろの育児・家事を3歳の子供に癒されたことがあります。
育児中は家事もあり、家族の協力の有無でその喜びや負担感は変ってきます。

当時3歳の長男と1歳にならない次男の2人の育児をそれこそ一人でこなしていました。
主人は夜遅く、休日も仕事という状態でした。
私は家事・育児と内職で忙しく心にも余裕がない状態でした。

ある時、雨で家の中に洗濯物をたくさん干していました。
汚しては着替える小さな子供2人分と、大人2人分でしたのでリビングまで洗濯物がたくさんありました。
雨の日は外にも行けず、元気で良く動く子供たちはいつも以上に大騒ぎです。
もう母親である私はへとへとで、話しかけてくる子供にも少々疲れてボーっとしてしまったんです。
相変わらず子供たちはパワフルでリビング中を散らかしまくって大騒ぎ…

ふと3歳になりたての長男が、たどたどしい言葉でこう言うのです。
「わぁ、○○のパンツもズボンも洗ってくれてありがとう、お母さん、ありがとう。きれいにしてくれてありがとう。」
なんて言ってくれたんです。

まだ3歳の息子の言葉にハッとして思わず涙しました。
何も教えていないのです。
自分で洗濯物を見て思っての発言でした。
とてもうれしくて感動してしまいました。

3歳の子供ですから言葉はまだはっきりとしていなくて可愛い話し方になります。
その話し方でこのねぎらいの一言は一生の思い出の言葉になりました。

ふと見上げると、自分の汚したパンツやズボンが干されていて、それはお母さんが洗ってくれてきれいになっている事に気が付いたのでしょう。
すっとこんな素敵なことを思って言葉にした純粋な気持ちの3歳の小さな子供に心を洗われました。
その時の私は疲れた表情で、もしかしたら子供の言葉にしっかり耳を傾けていなかったかもしれません。
感動と同時に反省もしました。

とても良い笑顔で言ってくれた息子のこの言葉で日ごろの家事や育児の大変さが吹き飛びました。
私まで笑顔になり思わず息子をギュッと抱きしめて息子にお礼を言っていました。
本当に育児をしていて一番幸せな瞬間だったと思います。

毎日子供との生活の中で感動はいくつかあります。
感動は突然大きなものがやってきます。
その瞬間を逃さずに、きちんと感動出来たことがとても嬉しかったです。
そして、大きくなった今でも時々このエピソードを子供本人に話して色あせないようにしています。

育児は貴重な経験で、その時しかできない感動を与えてくれます。
私の人生の中で、育児を楽しめる時間を与えてくれてありがとう!と今度は子供に伝えたいです。

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