明日の天気をお前の希望通りにかえることができないように人生にはままならない事があるのだ。

投稿者:ひよこ (1975年生まれ/女性/大阪府在住)

私が出産した子供には、生まれつきの病気があります。
赤ちゃんというのは元気に産まれてくる事が当たり前だと思っていた私は、子供の病気を受け入れることができませんでした。
どうにかして、元気な赤ちゃんになってほしい、人並みの子供になってほしいと、心の狭い私は寝ても覚めても、子供の病気の事ばかり考えていました。
神社にお祓いに連れていったり、効果があるという高額な健康茶を飲ませてみたり、藁をも掴む思いで様々な事にお金をつぎ込みました。
でも、そんな事をしても病気が治るわけもなく、私はどうしようもない無力感に襲われてしまい、うつ病になってしまい、子供を連れて実家に帰ることにしました。

実家でも子供の病気にばかり頭を悩ませ、塞いでいる日々。
そんな私をみた父親がこんな言葉をかけてくれました。
「今までは、色んな事を努力して乗り越えてきたかもしれない。
でも人生には努力しても、どうしても変えられない事がある。
それは、例えば明日の天気だ。
明日の天気をお前がいくら努力したからといってかえることは出来ない。
それは神様だけが決められる尊いものなんだ。
子供のこともそうだ。
お前がいくら、受け入れられないからといって、子供をかえる事がはできないのだ。
それは、神様が決められた事だから、受け入れて頑張っていくしかないんだ。
覚悟を決めなさい。」

確かに子供は、天からの授かり物です。
親の思い通りになんでもなるような、そんな都合のいいものではないとようやく気がつくことができました。
私が子供にしていた事は、人間として傲慢で未熟でした。
その父からの言葉で、やっと子供と本当に向き合うことができたのです。

今では子供もだいぶ大きくなり、病気を抱えながらも頑張って学校へ行っています。
親の私は、ただ見守ることしかできませんが、一生懸命に頑張る子供の姿を見ていると、人間としての本当に大切なものを見失わずにいることができます。
まだまだ子供の成長と共に苦労もありますが、親子で力を合わせて乗り越えていきたいと思います。

error: