かあか、とうと喧嘩やめて。かあか、とうと大事大事よ

投稿者:キラキラ蝶 (1988年生まれ/女性/高知県在住)

2歳半になる子供の言葉です。
些細な事で夫婦喧嘩になって、子供が言いました。
「かあか、とうと喧嘩やめて。かあか、とうと大事大事よ」と…。

子供は、いつも私たち夫婦の様子を伺っています。
気を使わせているのかな?と思うほどなので、「子供の前では喧嘩だけはしないでおこうね。」といつも夫婦で話しています。
とはいえ、やはり夫婦ですから意見の食い違いが起こると、喧嘩まではいかずともちょっとした言い合いになってしまうこともあるんです。
そんな時は夫婦の嫌な雰囲気を察知したのか、子供が「とうと、見て見て」と気をそらせようとしたり、ふざけて笑わせようとしてくるので私たちも(おっと、いけないいけない)と冷静になることができます。

私自身、子供の頃は大人の顔色を伺うような子供でした。
私の父と母が喧嘩をするといつもビクビクしていたし、罵声を聞くたびに(このままお母さんとお父さんが別れてしまったらどうしよう)と不安になることもあったほどだったので、自分に子供が生まれたら、子供の前で喧嘩だけはしにでおこうと、そう思っていたのに…。

ちょっとした話し合いのつもりが喧嘩に発展してしまったことがあります。
子供の前だから、やめようと思っていてもついつい売り言葉に買い言葉で言い合いになってしまい、お互いに収集がつかなくなってしまった時がありました。

すると子供が泣きそうになりながら、表題の一言を言いました。
私たち夫婦はすぐに言い合いを止め、お互いに「ごめん」と仲直りして、2人で抱きつき合い「仲良しよ」と子供にアピール。
子供はホッとしたように笑ったので、今度は3人で抱きしめあいました。
すると子供は「みんな大事大事よ」と言ってくれました。

「大事大事」という言葉は私が、子供を抱っこしたときに抱きしめながら言う言葉です。
まだまだ言葉の意味も分からないだろうなと思っていたのですが、ちゃんと「あなたを愛しているんだ」ということが伝わっていたのかなと思いました。
これからも子供に「大好き」が伝わる育児をしてゆこうと、また気が引き締まる思いがしたのでした。

error: