「頑張る」のではなく「顔晴る」

投稿者:まき (1976年生まれ/女性/愛媛県在住)

私は昨年末に離婚をしました。
離婚の理由は性格の不一致、子育て方針の違い、そして外国で生活をしていたことによるストレスや将来的な不安です。

外国での暮らしはとにかく不安が一杯で、自然と笑顔がなくなってしまいました。
不安な気持ちが伝わってしまい、子供ものびのびと生活できていなかったような気がします。
子供の将来のことが心配でなかなか決断できなかったのですが、子供がアメリカの幼稚園に入る前にどうにかしようと思い切って帰国することを決めました。

帰国してから3か月後に離婚をし実家に帰ったのですが、以前に一緒に働いていた会社の同僚が心配して遠くから駆けつけてくれました。
今まであった大変なことを熱心に聞いてくれて心がスカッとしました。
そして定期的に会社の同僚4人くらいと集まって食事をしたり小旅行をしたりしています。
離婚をして確かに将来の不安はいっぱいなのですが、前向きに物事を考えて笑顔になれたのは同僚のおかげです。

ある時、何となく夜眠れずに起きていたところ、同僚もまだ起きていたようでラインでトークすることがありました。
その時に、離婚をして先行き不安であることを話すと、今は子供のために「頑張る」のではなく「顔晴る」というメッセージを送ってくれました。

顔晴るという言葉は東日本大震災の被災者に向けたメッセージが語源で、顔が晴れ晴れしていたら、一生懸命頑張ろうとしなくても何事にも前向きになれて自然と何事もうまくいくものだ、ということだそうです。
母親がイライラしたり不安で一杯だと子供にもそれが伝わってしまい、子供も不安になり悪影響を与えてしまいます。
だからいつも母親は晴れやかな顔をしていてくださいね、とその同僚に言われ胸がじーんと熱くなり心穏やかになりました。

それからというもの、心が沈んだり不安で眠れないときは、同僚がラインに送ってくれた「顔晴る」というメッセージを見て励まされています。
これからも子供のためには笑顔で顔晴ろうと思います。

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