実に単純で簡単なことなのだと、今の私なら思えます。 だけど言われた当時の私はいっぱいいっぱいで、色んなものを抱え込んでは空回りして報われなくて疲れて、それでもやっぱり出来ることといえば何でもかんでも背負い込むことばかりで。 とても簡単なことなのに、あの頃の私には目から鱗だったんです。 もちろんこの言葉は、見返りを望めな…
友人の一言
私は地方の片田舎に住んでいたのですが、高校を卒業し一人で東京の大学へと進学しました。 不慣れな土地、不慣れな人々、不慣れな空気、まわりのすべての環境が新鮮でもあり、窮屈でもありました。 大学生活もなかなか最初のうちはなじめずに休みがちだったですし、バイトもいろいろしましたが長続きせずにすぐやめてしまうありさまで、いわゆ…
外国への1年間の赴任が決まって、あと2,3週間で出発するという時に片思いの相手に会いに行きました。会って遊んだりご飯を食べたりしている間は私の海外転勤のことには全く触れずに、普通に楽しく会話をしていました。 確かに楽しかったですが、もうすぐ外国に行くということは伝えていたので、「どうして転勤について何も言わないんだろう…
私が田舎から東京にでる時に長年付き合いのあった友人がかけてくれた言葉です。 今思うと私は何でも抱えてしまう性格で「~しなければ!」という思いも強く、家庭でも恋愛でもこうでなければという思いが強い人間でした。 またそうでない人を理解できない気持ちでした。 そうした生き方がうまくいっている時はなお当たり前のものとなり、そう…
アメリカに滞在して十数年、色々な方々に出会いました。 あらゆる国の方と出会い、お話しながらいままでに見聞きしたことのない世界を知ることも出来て日々勉強になっています。 その中でも私がアメリカで初めて親友と呼べる方に4年前に出会いました。 その方はスペイン人女性で、見たことのないくらい社交的な人柄にグイグイ引っ張られて、…
大学時代、卓球部に所属していた時の話です。 私が所属していた体育会系の部活動は関西でも強豪校で、インターハイに出場したり、入賞したりと、そんな選手がたくさんいるような、そんな部活でした。 私は、強豪校の高校出身ではなかったので、入部当初、みんなのレベルに圧倒されながら、日々他の選手に追いつくのに精一杯な日々を送っていま…
当時、まだ大学生だった私は、自分の世界観だけで生きていました。 たった18年生きてきただけの私は、自分の価値観が絶対のものと思い込んでいました。 よく遊んでいた友達や彼氏について気に食わないことがあると、よく考えもせずにそれを口にしていました。 そんな私に親友が一言いったのです。 「あんたが普通と思っていることは、あん…
会社勤めをしていたころの話です。 人間ドッグで異常が見つかり再検査を受けたところ、婦人系器官に腫瘍が見つかりました。 医者から告げられたのは早急な開腹手術と最低でも2週間の入院、無事退院できても仕事への復帰は1週間以上控えてくださいとのこと。 何よりもショックだったのは、開腹してみないとその腫瘍が良性なのか悪性なのかわ…
私は結婚してから家庭問題に悩んでいて、出産→育児と、環境が変わるたびに増える問題に頭を抱えていました。 家庭での問題をなかなか身内にも友人にも打ち明けることはできず、一人悩み続ける日々が続いていました。 ある日、絶望感で苦しくなり耐えきれなくなって、高校時代からの友人に相談の電話をかけました。 友人を信じていても、家庭…
この言葉は友達から誕生日のプレゼントメッセージを貰ったときに書いてあった言葉です。 誕生日メッセージって改めて何を書いていいかわからなくなりますよね。 無難に『お誕生日おめでとう!素敵な年になるといいね!』とか、そんなメッセージで終わってしまうことも多いです。 そのためか、この友達とはいつもは他愛もない話(結構キモいと…