自分のペースでね

投稿者:そら (1989年生まれ/女性/北海道在住)

私は中学生の頃、人間関係に悩んでいて内気になっている時期がありました。
ちょっとしたささいな事が原因で友達との間に溝ができ、距離ができてしまったことがきっかけです。
最初は気にしないように通学していたのですが、しばらくしてからストレスからか体調を崩してしまうようになりました。
思ったよりも長く続いたので、学校を休んでまた通学すると気持ち的に更に友人接しづらくなってしまい…。
そこからが私の苦悩のはじまりでもありました。

朝が来て学校に行こうとするとまた体調が悪くなり、休みがちになってしまったのです。
体調不良に両親も心配して病院に行っても、特に悪いところはなくストレスや精神的なものだという結果。
このときの自分は、学校に行きたい気持ちはあっても友人との関係が不安だったので、正直そういう不安からきている体調不良なんだなということも中学生ながらに実感していました。
朝体調がよかったと思って登校したとして、途中でまた体調が悪くなって早退するという日もありました。
最初は心配していた両親も、あまりに私が学校を休むので徐々に本当に体調が悪いのかと疑問に思い始め、ついには両親との関係もぎくしゃくしてきました。

学校でも不安を抱え、家でも肩身の狭くなった私は、自分のこの状況に情けなくなったとともに、信じてくれない両親にも少し悲しい気持ちになりました。
そんな時、私に声をかけてくれたのが姉でした。
「周りなんて気にしなくていいよ。人それぞれ違うんだから、あんたは自分のペースでね、無理しないで。」

それまでこうなってしまった自分が悪いんだとせめてばかりいたので、この言葉を聞いた瞬間、心が救われたようで、涙が溢れてきました。
姉と私は歳が離れていて、姉はそのころもう社会人で生活スタイルも違ったので普段はあまり話すことはありませんでした。
それでも心配して声をかけてくれたかと思うと嬉しく思いました。

その後は私は、姉の言葉を心におきながらなんとか体調を治し、学校生活も元に戻るようなり、友人との関係も良好になりました。
姉の一言は大人になった今でも辛いことや悲しい事があるときに思い出す一言となっています。

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