あなたの代わりは誰もいないんだから、父親として、夫として生きていてほしいに決まっているでしょ。

投稿者:みどりパパ (1984年生まれ/男性/岐阜県在住)

31歳・会社員・男性(既婚)です。
私は半年間ほどうつ病を患い、つい先日まで休職し、会社を休んでいました。
私は実を言うとここ4年ほどで3回ほど、うつ病で休職をしてしまっています。
病状が悪い時はやはり何もする気が起きず、ただひたすら家で寝ていました。
たくさん寝て起きた後も何もやる気が起きず、死にたい・・・とつぶやいてとにかく死んだような毎日を送っていたものです。

私の病状が悪化するたびに、家族、特に妻にはとても心配をかけてしまいました。
私はずっとベットで横になっていて、起きてくれば死にたいとつぶやいていましたから、妻も気が滅入っていたはずですが、「薬を飲んでしっかり休めば良くなるから、今は何も考えなくて大丈夫よ」と妻は私を気遣ってくれていました。
そんな妻には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

最近半年間の私の病状は以前よりもうつ症状が強く、冬の間は冬眠している熊のようにほぼ寝たきりの状態でした。
食欲はまぁまぁありましたので、ご飯は食べていましたが、それでも少し起きて食事をしたらまたすぐ寝るような生活で、体重もだいぶ増えました。

ある日、私がいつものように「もう本当に死にたい」とつぶやいたところ、急に涙が止まらなくなりました。
それを見た妻が、「本当に死なれたら困るなぁ」とつぶやき、心に残る一言を言ってくれました。
「あなたの代わりは誰もいないんだから、父親として、夫として生きていてほしいに決まっているでしょ。」

その時それを聞いた私は、ハッとして心が揺れ動き、ますます涙が止まらなくなりましたが、それからはもう「死にたい」と言うのはやめようと決意しました。
きっと元気になって、自分の愛する妻と子どもを守っていこうと改めて強く思いました。

現在まだ薬は服用していますが、病状はおおかた回復し、会社へ復帰しました。
毎日愛する家族を守る為に、がんばって仕事しています。
元気になった今では毎日がとても幸せで、妻と娘と過ごす時間もとても充実しています。

これからの人生でつらくなった時には、あの時の妻の一言を思い出し、家族を守る為に父親として夫として、踏ん張っていきたいと考えています。

error: