自分にとって都合のいいひとが、良い人なわけじゃないんだぞ

投稿者:ハピネス (1988年生まれ/女性/神奈川県在住)

高校1年生の頃、私はカフェのアルバイトをしていました。
初めて1年間付き合った彼氏ともうまくいかずに別れ、少し非行に走った時期でもありました。
親の門限を破り、家に帰らずに友達と遊び回っているような生活でした。
親からは心配で何度も電話をかけてきたり、「どこにいるの?心配しています。」というメールが頻繁に届きました。

しかし、当時16歳の私は、反抗期真っ盛り。
親に監視されているという状況がとても嫌でした。
自由になりたい、親の監視下にいたくない、という一心でそんな両親の心配をよそに連絡を無視し続けていました。

その頃よく遊んでいた私の友人の両親は、そんな私の現状をよく理解してくれて「嫌だったらうちにくればいいよ」と言ってくれて快く毎晩のように泊まらせてくれました。
その子の家は門限なども特になく、よく男友達も家に来たりするような場所でした。
親もフレンドリーだし、みんなが集まれる場所だし、羨ましいな、という感覚でいっぱいでした。

そんな話を当時のバイト先の店長に話したところ、「自分にとって都合のいいひとが、良い人なわけじゃないんだぞ」と言われました。
その一言で、私は目が覚めたような気がしました。

店長が教えてくれたこの言葉の意味は、『自分にとって居心地の良い人だけが自分を大切にしてくれてるという意味ではない』という事でした。
確かに、友人の両親は快く私を迎え入れてくれましたが、遅くまで遊んでいる私たちに何かあったときはきっと`自己責任’で片付けられてしまうのかな、と思いました。
さんざん両親にはひどい事も言ったし、心無い態度もとったけれど、どんな事があっても見捨てずにいつまでの心配してくれているんだ、という大切なことを私は忘れていたのです。

なんでも「いいよ」と言ってくれる存在が自分の味方だと勘違いしていた私ですが、この時の一言は今でも忘れる事はありません。
現にあれから12年が経ちますが、自分としっかり向き合い、時に叱ってくれる人が私の旦那さんとなりました。
ケンカももちろんしますが、自分の事を見てくれている、という事こそが自分にとって大切な事なのだと改めて感じています。

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