自分が変わらなければ相手は変わってくれない
投稿者:カタヤマ (1984年生まれ/女性/三重県在住)
私は、中学一年生の夏休み前から急に友達から無視をされいじめられるようになりました。
心配かけたくないと思い親には黙っていましたが、様子が違う私に母は気付いてくれました。
無理に学校に行かすようなことはなく休ませてくれ、責めることなく話を聞いてくれました。
いつまでも休んではいけないと思いながらもしばらく不登校になってしまいました。
私はそのとき、「どうしていじめるのか」「なんで、仲良くしてくれないの?無視するの?」と相手を責めることばかり考え、自分は何も悪くないのに…と思ってばかりいました。
しばらくは母も見守っていてくれたりカウンセリングに連れていってくれてはいましたが、あまりにも相手を責めてばかりいる私にある日、こう言ったのです。

「相手に変わることばっかり求めていてもそれは無理だよ。
いじめる方がそりゃ100%悪いけど、いつまでもいつまでもウジウジしていたら相手の思うつぼ。
自分自身が変わらなきゃ、気にしないよ!って態度にならなきゃ相手は変わってくれない。」
その時ハッとさせられました。
確かにずっと「いつか相手は変わってくれて、前のように仲良くしてくれる。それを待てばいいんだ」と考え、何か行動しようなんて考えてもなかったことに気付かされました。
次の日、母の言葉を胸に勇気を振り絞って学校に行ってみました。
そしてウジウジせず、堂々と教室に入り、無視されても気にしない振りをしているようにすると、徐々にその子達も以前のようにとはいきませんが話をしたりできるようになりました。
母の言葉は本当だったんだと、感謝の気持ちで一杯になりました。
それから学校にも通えるようになり、以前より明るくなったと周りにも言われるようになりました。
中学一年生のときは楽しいとは思えない時代でしたが、中学二年生以降の学校生活では友人にも恵まれとても楽しく有意義に送ることもでき、一生の大事に思える友人もできました。
今も日々、人間関係で悩むこともありますが、相手に求めるだけではなくまずは自分を見つめ直すようにしています。
母のこの言葉は私の人生の中でこれからも大切にしていきたいと思います。