言い訳は口答え。

投稿者:小宮 (1990年生まれ/女性/東京都在住)

言い訳は口答え。
社会人になって数年、もうすっかり大人になってしまった私がいまだにスローガンにしているのはこのことばです。

言い訳とは、上手くいかなかった、失敗した事柄に対する理由です。
そして口答えとは、相手に対する反発心からなる言動です。
一見、ちがう二つではありますが…その関係はかなり強いものです。
自分の内面的な意識がつくる「言い訳」は、外への「口答え」なのです。

このことばは、中学時代、部活動(吹奏楽部)の講師が部員全員に言っていたことばです。
演奏に対する指摘、練習不足や行動に対する指導を厳しくしてくださったその先生は、言われたことに対してつい「でも」「だって」とその場でいいそうになるわたしたち部員に対して、口癖のようにして「やめなさい。言い訳は口答えです。自分で理由があろうと、結果は同じなのですよ」と言うのでした。

中学時代、ちょうど反抗期でもあったわたしたちにとっては、本当に腹立たしいことばでもありました。
ただし、その先生はただただ部員を黙らせるのではなく、いい結果を出すためのモチベーションや努力の方法を常アドバイスしていたように思います。

楽器の演奏は一発勝負。
それも、その時によってのコンディションに大きく左右されます。
前の日に夜更かしなんてした後には、集中力も落ちますし、少し風邪気味であれば体力だって落ちます。
友達と喧嘩したときも、落ち込んで、パワフルな音が出せなくなったりします。
でも、演奏が一度始まれば、どんな音であろうと「自分の音」、結果なのです。

私にとって先生のことばは、社会人になった今でも忘れられません。
なぜなら…現実、悪い結果が出るに至るプロセスは相手には見えず、言い訳をしたところでそれはネガティヴなものでしかないからです。
それをわざわざ相手にぶつけるなんて…そう、口答えでしかないのです。

つまり先生のことばは…言い訳をするのは反発(口答え)。
それよりも前を向いて、次やるべきことを考えなさい、と受け取れることばなのです。

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