お互い様だからね

投稿者:さとさん (1967年生まれ/女性/新潟県在住)

少し前に身内が急病で緊急手術を受け、生死をさまようような事態になったことがあります。
その時に親戚中の人に心配をかけ、また迷惑をかけてしまいました。
親の実家にお礼とお詫びの挨拶に行きましたが、祖母はかなりの高齢だったので、今回の事件について叔父は何も話していないようでした。

そんななか、帰る時間が近づいてきたころ祖母が部屋から出てきたのです。
祖母は何かを悟ったのか、私に「お互い様だからね」と言いました。
祖母は直接知らされなくても、何かを感じ取っていたのだと思います。

私は今まで全ての人を助けることがあっても、助けてもらうことは良くないことだと思っていました。
そのためなるべく頼らないように生きてきました。

しかし、人はどんな関係でも時には迷惑をかけてしまうこともあります。
それは誰もが避けられないことであり、結局はお互い様の気持ちで接していくことが大切なんでしょう。
そんなことを祖母のあの一言から教わったような気がします。

「お互い様」とは、自分一人で何でもやらなければいけないということではなく、できないことは他の人に頼ってもいいという言葉なのかもしれません。

私はその後、いろいろな書物やネットなどで、依存と甘えについて調べてみました。
依存は自分ができることをやらないで他の人がやってしまうことで、やった方は犠牲を払うことになります。
しかし、甘えは自分の限界を超えたことを他の人にやってもらうことで、それはわがままでも何でもないことを知りました。

人生には突然の災難が降りかかることがあります。
そのような時、自分の無力さを感じてしまいますが、自分のキャパシティーを超えたことでも、他の人が変わりにできることはたくさんあります。

自分ができることはやって、できないことは誰かにやってもらうことが大切なのだと思います。
人生をより良く生きて行くためには、上手な甘えが必要だと感じました。
もちろん、誰かに助けてもらった時は感謝の気持ちをきちんと表わすことが大切だと思いますが。

error: