念ずれば花開く

投稿者:ゆぴ (1991年生まれ/女性/富山県在住)

私は高校生のとき進学校に通っていました。
高校入学当時から勉強づけの毎日でした。
学校から帰ってきて、ごはんを食べて勉強、お風呂に入ってまた勉強、寝る前に勉強、というそんな毎日でした。
高校2年生になると、進学したい大学を決めるようになります。
私は国立大学を志望していました。

模試で成績が伸び悩んでいるとき、先生は言いました。
「念ずれば花開く。自分が行きたい大学に入れることを想像して、絶対あの大学に入るんだ!と気持ちを強くもつことで願いはかなうよ。」

それから私は、勉強机の前に「念ずれば花開く」と書いた紙を貼りました。
その言葉を信じ、毎日勉強しました。
自分の入りたい大学に入る意志を強くもつため、オープンキャンパスにも何度か行き、気持ちを高めました。
その大学に通っている先輩から話を聞いたりして、自分がその大学に入るイメージを湧かせました。
常に「受かりたい」という気持ちをもち、勉強をしました。

高校3年生になり、いよいよ受験生です。
成績が伸び悩んだりしたときはこの言葉をいつも思いだすようにしていました。
受験が終わり、結果がでるまで。
もう念ずるしかありません。
合格することを願うしかありません。

結果は、見事合格することができました。
念じたから合格したわけではなく、「絶対あの大学に入るんだ」という気持ちを強くもつことで勉強にも力が入ったのだと思います。
「念ずれば花開く」という言葉のおかげで、気持ちを強くもつことができました。

先生から教えてもらったこの言葉は大人になった今でも、よく思いだします。
仕事で心が折れそうになったときや、辛いことがあったとき、この言葉を思い出すことで、自分の願う未来などを想像することができ、そのイメージにむかって進んでいけているような気がしています。
先生から教えてもらった言葉はこれだけではなく、たくさんありますが、先生に出逢えたことは良い思い出ですし、この言葉に出逢えたことも良い思い出です。

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