迷って迷って立ち止まって、また進めばいい。進めば止まるし止まれば進む。たまには下がることもある。

投稿者:mat (1984年生まれ/女性/長崎県在住)

高校を卒業して、そのまま就職の道を進んだ私でしたが、仕事をしていく毎日の中で、きっと当時は色々なものが積み重なって生れてきた気持ちだったのでしょう。
このままこの職場にいていいものか、今の環境が特別に悪いわけではないけれどもどこか引っかかるところがありました。
やりがいと人間関係を天秤にかけるのは難しいことで、当時の詳しい気持ちは今となっては鮮明に思い出せませんが、今しかないかもしれないと、転職に向けて焦るような気持ちに駆られていたことは確かです。

そんな気持ちを、お恥ずかしいことに一番身近な親にうまく相談もできず、かといって友達には当時は仕事の弱みを見せたくなくて相談できませんでした。
しかし、年に数回の親戚の集まりで、ふと私に「仕事は慣れたの?」というたわいもない質問が叔父から飛んできたので、お酒が入っていたということもあって遠まわしに話してみました。

叔父は、もともと陽気な人だったのでそう答えたのかはわかりませんが、私の気持ちザックリとすくってサクッと置きました。
重くもとらえず、軽すぎず「迷って迷って立ち止まって、また進めばいい。進めば止まるし、止まれば進む。たまには下がってしまうこともある。」と、自分もそうやって後悔しながら進んできたから、と豪快に笑って話してくれました。
それからはその人の懐かしい昔話にするりと変わっていったのですが。

自分の道は自分で決めなきゃと思う一心のあまり、今と未来を比べることに夢中で、後ろを振り返ろうとしていなかったこと、今決めるのではなくて時間をかける、焦ることではないことを、改めて考えさせられました。
また私自身が、こうと思ったら思い立ってしまう性格なのを自覚しながらも自覚できていなかったことにもはっとさせられました。

またそれから年月が経って思い返してみると、この悩みにはこんな風に相談に乗ってほしい、ではないですが、ピンポイントな回答ではなく、オールマイティーに使える回答だったからこそ、もやもやとした気持ちが取れたのかなと思えます。

今では交友関係も年齢層の幅が広くなり、小さな悩みから深い悩みまで聞く機会が多くなりました。
相談してくれる人は、たいていは気持ちがどことなく焦っています。
ですので、焦らないでいいことや、見つめたくない(後悔するような)過去があったとしてもそこにはこれから先に通じるものもあるということを、私の今まで体験したことを加えながら話しています。

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