人は不安定な道は止めようとするけど止めた責任は取ってくれない。だったら後悔しない道を進めばいい。

投稿者:さくら (1989年生まれ/女性/福岡県在住)

高校3年生のとき、夜間大学の進学を希望していた。
しかし家の経済的な都合で急遽、就職へ進路を変更した。
進路を変更したものの、私は大学を完全に諦めきれたわけではなく、就職先は仕事内容がキツくてもいいからお金を貯めることができそうな製造業にした。
お金を貯めて大学進学するという目標を持って就職した。

実際に就職し日々の業務に追われて1年も経つと、わざわざ進学しなくてもいいんじゃなかと思うようになっていた。
そんな中、同じ高校を卒業した1つ年上の女性の先輩と仲良くなって少し経った頃、その先輩から服の専門学校に通うために退職することを聞いた。

今の仕事を手放してもやりたいことなのかと聞いたら、やりたいことなのだとはっきり先輩は言った。
「人は不安定な道は止めようとするけど止めた責任は取ってくれない。だったら後悔しない道を進めばいい。」

私にとってこの言葉が、まだ完全に諦めきれずにいた自分の目標を達成したいと強く思い出すことになったきっかけだ。
周囲の人は仕事を辞めてまで進学することが価値のあることなのか?と感じるかもしれないが、価値があるかどうかは自分で判断をすることであって、価値あるものにできるかどうかも自分次第なのだと先輩と話していて感じた。

やみくもに目標を抱き続けていては進学は「夢」でしか終わらないと思った私は、あと1年だけ目標を掲げて頑張ってみて、結果が付いてこなかったときは完全に諦めようと決めた。
時間を決めることでやらなければいけないことがはっきりした。
周囲の友人らは最初は止めておきなよと言っていたが、次第に応援をしてくれるようになった。

そして…合格。
このとき、就職していた間に貯めていた貯金で引っ越し費用としばらくの間の学費も賄うことができるまでになっていた。
ここまで準備をした頃にはほとんどの人が進学に対して肯定してくれていた。

あの先輩も自分のやりたいことをして大変だけど充実していた。
なにより”自分で決めたことだから”と覚悟を決めていると、悔しいことやキツいことがあっても乗り切れるとわかった。

働いていた頃、周囲に上手くいくはずがないとばかり言われ続けていたら夢を諦めていたかもしれない。
でも私はあの先輩と出会い、やりたいことをやるべきだと方向づけてくれたきっかけになった。
本当にいまも感謝している。

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