細かいことを気にしていたら生きていけない

投稿者:ゆいこ (1981年生まれ/女性/兵庫県在住)

私は昔からかなり繊細で色々なことを気にする性格の人間です。
そんな私とは対象的に、90代の祖母は性格が大らかで細かいことを気にせずに生きてきたという人です。
いつもにこにことしていて、人の悪口を言わずに、年をとってからは以前よりもしゃきしゃきしたところはなくなりましたが、それでも毅然として人生前を向いて生きています。

私の夫は結婚して数年目に癌になったことがあり、その時31歳だったのでそんな若くして苦労を背負うのはなぜと思いました。
24歳の時には父親も急死していますし、自分の人生は色々と山があるなと思いました。
父親は祖母にとって実の息子にあたり、息子を50歳すぎで亡くすのは母親として耐え難かったと思います。

そんな祖母と人生について話をしていて、「私の人生は色々ありすぎて。まだまだ若いのにこんなにたくさんの不幸がある。これから先も色々なことがあると思うと嫌になる」とぼやきました。
その時に祖母が言ったのがこんな言葉でした。

「私が子どもの頃は裕福な家庭に生まれてお嬢様暮らしをしてきたけれど、戦争で全てが変わって、田舎に嫁いできて農業をするようになった。
それでも良い人と結婚していっぱい苦労はしてきたけれども、良い方へ良い方へとらえていかないと生きていけない。
この年になるまで色々なことがあって、でもそれで人生終わりにはできないし、どうせ生きているなら楽しく笑って生きていくしかない。
何事も大らかに。
私のモットーはケセラセラ(なるようになる)。
細かいことを気にしていたら生きていけない」という言葉でした。

祖母は私が小さい頃から同居して、正社員で働いていた母親の代わりに私をお世話してくれました。
祖母はどんな時でも笑顔、どんな時でも前向きでした。
息子である父親が亡くなった時だけ沈んでいましたが、そこから復活したのも彼女の心の力だと思います。

そんな風に強く優しい、そして賢い祖母の中にあるのは、何があっても負けない、気にしない、何とかなるし何とかするという強い意志なのだと思いました。
私の心は弱くていつでも不安を感じて、自分は不幸だと思って正反対なのですが、彼女の言葉を繰り返して幸せを見つける努力をしていきたいなと思います。

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