挑戦せずに諦めるより、挑戦して失敗するほうが、どんなに美しいことか。
投稿者:ハラモ (1983年生まれ/女性/神奈川県在住)
私は、ずっと志望校にしていた学校への合格を目標に毎日勉強していました。
しかし夏休みに体験入学をいくつか行くなかで、志望校よりもレベルが下がるのですが、部活動や課外活動にも力を入れ、生徒の自主性を重んじる学校に魅力を感じて、そこへ行きたいと家族や先生に話をしました。
担任の先生に話すと、「どうしたの、もう少しだけ頑張れない?今決めるのはもったいないよ。」と反対され、家族にも「可能性を狭めることになるよ。」と同じく猛反対をされました。
でも、みんなにどんだけ反対されても、どうしてもその学校でやりたいことがあり、入学したいと考えていました。
そしてその後も、何度も何度も家族とも話し合い、先生にはギリギリまで説得され、話し合いを毎日重ねました。
最後は私の頑な意思に負けというより、呆れられていたかもしれませんが、先生は私に、好きな言葉があったねと話始めました。
「挑戦せずに諦めるより、挑戦して失敗するほうが、どんなに美しいことか。」という言葉が自分の人生の座右の銘だとおっしゃっていました。
これからの人生、時には困難が立ちはだかり、辛いことがあるかもしれないけど、諦めずに失敗を恐れずに挑戦し続けて欲しいと話してくれました。

もしもあの時家族にも、先生にも反対され、喧嘩しなかったら、私は楽な道へ、楽な道へ進んでいき、その学校でやりたかった目標も達成できなかったかもしれません。
真剣に向き合ってくれた大人が身近にいたので、私は両親には特に「この学校に入れて良かった」と言ってもらえるように三年間楽しく、やりたいことや目標に向かって頑張ることができました。
この先生が贈ってくれた言葉は大人になった今も私の座右の銘になっています。
その後の大学受験、就職、結婚、あらゆる分岐点で私はこの言葉を胸に、挑戦する、逃げない姿勢を持つことができました。
頑張った分、自分に必ず目に見える形でも、見えない形でも返ってきましたし、人生が楽しく豊かになったと感じています。