今しんどくてもう無理って思ってもさあ、来年の同じ日は絶対今より良くなってるって思ったら前に進めるじゃない。

投稿者:のんきち (1982年生まれ/女性/兵庫県在住)

結婚寸前まで進んでいた、5年付き合った彼氏と別れてしまったときのことです。
別れてから1週間経過していましたが、まだ実感がわかずにいました。
食欲もわかずに、なんだか心に大きな穴があいたかのような感覚に襲われていました。
別れた実感がないので、涙もでずに仕事も趣味もすべて上の空で仕事をしていたことを覚えています。

高校の時から10年以上の友人が私が別れた事を心配して「ご飯に行こう」と誘ってくれました。
食欲がないので乗り気ではなかったのですが、1人だと精神的に不安定になることが多かったので、誘ってくれた友達には本当に感謝しました。

軽く食事を済ませて落ち着いた後、友達に別れた時の事を話しました。
すると今まででなかった涙が自然と止まることなく流れてきて自分でもびっくりしました。
何回拭いてもあふれてくる涙にビックリしましたが、友達も一緒に泣いてくれました。
そして「つらかったね」と声をかけてくれました。
涙が一通り流れて、落ち着くのに1時間ほどかかったと思います。
ただ泣くばかりの私を友達はただひたすら受け止め、色々と励ましてくれました。

なかでも印象に残っているのが、「今しんどくてもう無理って思ってもさあ、来年の同じ日は絶対今より良くなってるって思ったら前に進めるじゃない。」という言葉です。
この言葉がなかったら本当にずっと引きずって精神的に参っていたかもしれません。
友達には本当に感謝しています。

その日ため込んでいた感情を全て出してしまったのか、今まで食欲もなく家族も心配していたのですが、おいしくご飯を食べれるようになりました。
おいしいご飯をつくってくれた母親や、今まで心配しながらもずっと黙って見守ってくれた家族にも本当に心の底から感謝の気持が湧いてきます。
なんだかすべての事がありがたく思えてきて、自分が成長したんだと実感しました。

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