心の味

投稿者:えっさん (1967年生まれ/女性/新潟県在住)

私は毎日散歩をしています。
他にも用事がある時はできるだけ歩くように心がけています。
ある日、ある用事で出かけた時に、お寺の前を通りかかりました。
私はお寺の前を通る時、いつもそこに書かれてある言葉を読んでいます。

いつも考えさせられるような言葉が多いのですが、その時は特に印象に残り、とても良い言葉だと思い、大変気に入りました。
その言葉が「心の味」でした。
大きく太い文字でこの言葉が書かれていました。

私はこの言葉を目にした時、心の中に何かを感じました。
若い頃は自分が粋がっていたこともあり、上手くいかないことが多く、イライラした時もありました。
時には人に言われたことや態度にキレて、目上の人に対してケンカになったこともありました。
自分の心が穏やかでなかったので、物事を嫌な風に捉えてしまっていたのだと思います。

心の味を知り、それを楽しむには懐の深い状態で世の中の動きを見ることが必要だと感じました。
さらに自分の中の鎧を外して、何も無い状態でいることが大切だと思いました。
このようなまっさらな心の状態でないと、物事を楽しむことはできないですし、心の味を美味しく感じることができないと思いました。

私は時々この「心の味」という言葉を思い出し、今の自分は心の味を楽しめているだろうか、と自問自答することがあります。
心が乱れている時は心の味は不味くなってしまい、とても不快な気分になってしまいます。
心が穏やかでいると、今まで見えなかった小さなことも発見できるようになります。
世の中をよく見渡してみると、実はいろいろな発見があり、とても興味深いものがたくさんあることに気が付きました。

今までの私は近くにあるものに対して不平不満ばかりを感じていました。
そしていつも遠くばかりを見つめていました。
それでも本当に大切なものは身近にあり、また自分の心の中にあるということも知りました。

年齢を重ねるとともに、いろいろな心の味を楽しむことができるのだと思います。
そしてこれからもたくさんの「心の味」を見つけて、楽しんでいきたいと思っています。

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