いっつも、へばりついとくけんね!

投稿者:ゴホウ (1963年生まれ/女性/福岡県在住)

長女の高校の卒業式の夜に聞いた一言です。
ポンッと言われたのは、私が「高校も卒業したし、もう、お母さんに頼りまくりは、たいがいにしちゃってね。」と言い返した後でした。

7年も前のことです。
なーんにも気にせずに、その時の会話は聞き流していましたが、今となっては、もう一度と思っても、聞けなくなりました。
他にもいろいろな会話はあったと思いますが、なぜか、あのときの場面がよく浮かんできます。
私の記憶の中には、しっかりとした声で残っているのです。

長女は5年前の成人式の年に事故で亡くなり、会うことができなくなりました。
が、その残したひと言の通りに、私にへばりついてくれてるようです。
何かと気配が感じられ、トロい私にメッセージを送ってくれています。

それも絶妙のタイミングで、です。
気持ちが沈んだり、何かを決めるのに迷ったり、ムカついたり、恥ずかしいことをやらかしてしまったり、いろいろの私ですが、その度に長女のひと言に助けられています。
時間が過ぎたからかもしれませんが、「ありがたいなぁ」と思えるようになってきています。

あのとき長女は結構きつい口調で言っていたのですが、今では聞こえてくる度に優しく応援してくれてるようで、笑顔になれます。
私だけでなく、まわりにもその話をすると、同じような体験があると話してくれたり共感してくれて、一緒に笑いあえるようにもなっています。

何気ない一言ですが、今ふりかえると、私にとっては「お守り」のような一言です。
私の周りには、次女や母やたくさんの友人や職場の方たちがいます。
まわりの方たちにも私の日常の体験がお役に立てたらとの思いで、笑顔の長女の一言パワーをふりまきたいと思います。

長女はどんなに些細なことでも気づきましたが、そのほとんどは自分では動かずに私に言ってきて、めんどくさい事は私にさせようとしていました。
今は透明の長女になっていますが、相変わらず、お守りの一言の後に「めんどくさい!」「やっといて!」「まかせた!」と言葉を続けてくれているようです。
私も受けて立つ気持ちでいられて、毎日を笑顔で過ごせています。

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