生きていれば何でもできる
投稿者:ゆか (1983年生まれ/女性/アメリカ在住)
私が高校生だった頃、進路に悩んでいた時に祖母に言われた言葉です。
やりたい事や興味があるものが明確になく悩んでいたのですが、この言葉を聞いて「とにかく今できることをやろう」と思いました。
この言葉で気持ちが軽くなり、目の前の受験勉強だけを考えて無事に春を迎えることができました。
そして、この言葉の深さは大人になるにつれてもっと分かるようになりました。
生きていると色々なことが起きます。
自分で起こしたくて起こすことだけでなく、自分では想像もしていなかったような嫌なことが起きたり、自分では防げないようなことが時に起きます。
そんなことが社会に出てから嫌というほどあり、そんな時に祖母に言われた言葉を思い出しました。

どんなに落ち込むことも、どんなに辛いことも、生きてさえいれば何とでもなる。
何とでもできると、自分を励ましたい時にこの言葉を思い浮かべます。
大人になるにつれて自分の限界や現実を知ってしまい、子供の頃のように夢や希望を持ち続けるのが難しくなってきますが、何かを学ぶのに決して遅すぎるということはないし、生きていれば何でも挑戦できると思います。
そして生きていれば好きなところに行けて、好きな物が食べられ、会いたい人に会うことができます。
そう思うことで生きていることに感謝できるようになりました。
そんな大好きな言葉を教えてくれた祖母ですが、現在80歳を過ぎてもいつも人一倍好奇心が旺盛で、未だに色んなことに挑戦しています。
やりたい事は何でもやって、後悔ないように生きています。
そんな祖母を見ていると、本当に生きていれば何でもできるんだなと実感します。
先日は何と、80歳の記念にと富士登山に挑戦し、見事頂上まで辿り着きました。
いくつになっても人生を悔いなく生きている祖母を誇りに思います。
青春時代はもちろん社会人時代も何度も励ましてくれたこの言葉を、自分の子供にももう少し大きくなったら教えてあげたいと思っています。
どんなに辛いことがあっても生きていたら何でもできる。
生きていることの素晴らしさ、有り難さを子供たちにも伝えたいです。