お前は頑張っている。うん、頑張っているよ。

投稿者:みっちゃん (1978年生まれ/女性/愛知県在住)

上記の言葉は、高校の恩師に言われた言葉です。
義務教育時代に心がひねくれた私のことを高校時代の恩師は気にかけてくれ、常に声をかけてくれました。
そのお陰で、私はどこにでもいるような元気で明るい高校生になっていきました。
恩師との関係は高校を卒業してからも続き、事あるごとに恩師に助けを求めていました。

高校を卒業して、二年間の予備校を経て、念願の医療系専門学校に入学しました。
しかし、最後の病院実習で失敗を繰り返し、とうとう実習に行けなくなるほど疲れ切り、軽度のうつ病と診断されました。
専門学校は逃げるように退学しました。

病気のことは両親に理解されず、私は辛い気持ちを毎晩のように恩師に電話で話していました。
おかげでやがて派遣のバイトを始めることができ、恩師への電話の内容も明るいものへと変わっていきました。
そして派遣から就職に変わることができました。

しかし働き始めてからも気分の波は激しく、やがて症状が悪化しました。
仕事の時間も、しばらくは短時間でと上司にお願いしました。
症状による辛さ、まともに働けない罪悪感が私をさらに苦しめました。

そんな時、電話で恩師が言ってくれたのです。
「お前は頑張っている。うん、頑張っているよ。」
その言葉が私には大きな薬になりました。
翌日から勤務時間を戻し、しっかりと働けるようになったのです。

あれから時間が過ぎ、恩師とも連絡を取らなくなりました。
私自身の症状も治まり、病院に通わなくてもよくなりました。
元気に日々を過ごし仕事も頑張っていたころ、上司に資格の取得を勧められました。
必死に勉強し試験には一発合格しました。

免許の手続きで郵便局に行く、その帰り、そっと呟いてみました。
「先生、今の私は頑張っていますか」
その言葉に恩師が満面の笑みを浮かべたような気がして、涙が溢れました。

時間は過ぎ、人との関係も変わり、今後もう恩師に会うことはないかもしれません。
だけど、あの時の恩師の言葉は私にとって今後も大切な言葉です。

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