なんとかなる、と言うのは自信があるということなんだな

投稿者:ナオミ (1978年生まれ/女性/福島県在住)

中学生の時です。
私は部活の部長などをしていて職員室に出入りすることも多かったため、先生方とも自然と色んなことを話すようになり、とても仲良くしていただいてました。
先生方のプライベートな日常の会話に混ざったり、思春期のお悩み相談室になったり、様々な先生方が私と仲良く関わってくれていました。
そんな折、私の担任の先生と日常について話しているとき、私は先生に言いました。
「世の中のたいていの事は何とかなると思ってるよ、私は」
すると先生は笑いながら私に、
「そうか、なんとかなるということは、なんとかするということなんだな」
「なんとかなる、と言うのは自信があるという事なんだな」
と、言うのです。

その時の私はまだ15歳の子供。
なんだか馬鹿にされたような気がして、その言葉を忘れる事が出来ませんでした。
自信があるわけじゃないよ!
なんとかするしかないんだから、なんとかなるに決まってるよ!
なんなの?
子供だと思って馬鹿にして!
といった思いでいっぱいでした。

その後、その先生の言葉が忘れられないまま20年以上が経ちました。

先生は、結局どんな気持ちで言ったのかはわかりませんが、挫折を知らない私を少し諌めたのだと、今では思っています。
決して馬鹿にした雰囲気ではありませんでした。
その自信を持ち続けて欲しい、とも言っていました。
けれども、それだけでは生きていけない事を先生は知っていたので、自信家の私が大きく挫折する日をとても心配したのでしょう。

先生の言うとおり、なんとかなる、と言う言葉は、考えが浅いからこそ出た軽い言葉でした。
今ではわかります。
生きていくという事は、どうにもならない事もたくさんあって、どうにもならない中でどうにかしていかなければならない、辛さと、不安と恐怖がわかります。

先生の言った通りに、自信を持ち続けるのは難しかったけど、全てがどうにかなるって楽観視はできなくなったけど、あんまり過信しなさんなよと言われた事は今でもちゃんと心に刻んでいて、何かうまくいかない事があっても、嘆き悲しんだりはせずに生きていく事が出来ています。

自信はちゃんとした裏付けからしか得られない事を、あの一言で学びました。
あの一言がなければ、なんの裏付けもない自信のもとに、何かうまくいかなければ人や、物のせいにするばっかりだったと思います。
なんとかなる、と言うのは、ちゃんと、それに見合った努力をした人だけが言っていい言葉だったのですね。

これからも、なんとかなるよう、精進し続けていきたいと思います。

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