生きてるだけでええねん
投稿者:おかぁちゃん (1965年生まれ/女性/大阪府在住)
わたしは、鬱病になったことが、あります。
誰も、信じられない、何もかもが、怖くて、生きる意味も、わからない。
わたしの中から、気力も、笑顔も、消えました。
心は闇の中です。
そんな状態のとき、小学四年生だった息子が『かぁちゃん、かぁちゃんは、何ができる?』と聞きました。
『なぁ~んも、できやん』と、言いました。
『かぁちゃん、かぁちゃんは、洗濯もできるやろ!ご飯も、作ってくれるやろ?
かぁちゃんはなぁ~すごく役に立ってるんやで!
かぁちゃんは、生きてくれてるだけで、すごく役に立ってるからなぁ~生きてるだけでええねん。
俺が守るから、大丈夫やからな?』
と、わたしに、添い寝して、わたしの手を、握りしめた。
あの手の小ささと、あの、手のぬくもりは、忘れないだろう。

光りが、わたしの心に、スゥーっと入ってきた。
あの感覚は、心に、生きる力が、みなぎった瞬間だった。
そこからは、トンネルから、完全に光りに向かっていけた。
今、笑えること、歌を歌えること、働けること。
息子のあたたかい言葉のお陰です。
この救われた心で、わたしは、たくさん感動して、たくさん感謝する人生を、送りたいです。
かぁちゃんを助けてくれて、ありがとう!
産まれてきてくれてありがとう!
そして、
わたしをおかぁちゃんにならせてくれてありがとう!
と、思っています。
どん底を、見た人間は、階段を、上がるように、一歩ずつ、1個づつ、しあわせが、見つかりました。
今は、あの病気のおかげで、強くなれたような気がします。
闇の中は苦しく、淋しいけれど、必ず、一筋の光りが、見つかることを、知りました。
それを、体験出来たこと、今は、感謝しています。
普通の、ありがたさ、当たり前のありがたさ、息子が、教えてくれました。
かぁちゃんにとって、君は、命の恩人です!
ありがとう(〃⌒ー⌒〃)ゞ