視野を広く持って色んな世界を経験しなさい。

投稿者:たんぽぽ (1988年生まれ/女性/北海道在住)

私は田舎の出身で山と海に囲まれたところで育ちました。
そのため街を出ないと進学するにも就職先が中々なく、私もまた進学する時に学びたい学校は県外にしかなかったのでとても迷っていました。
私の父親は厳しい人だったので、同じ県内もしくは車で2時間くらいで行ける距離の県外でないと反対されることわかっていました。
私が行きたい学校は車では何十時間もかかるところだったので、どういう風に父親に言おうか考えらながらも素直に父に話しました。
「せめて同じ県内にしなさい。」
父から返ってきたのはやはり想像していた言葉でした。

やはり県外の学校は諦めて近場で探そうかななどと考えているとき、私に声をかけてくれたのが祖父でした。
祖父に出来事を話して悩んでいることを相談しました。
「視野を広く持って色んな世界を経験しなさい。せっかくやりたいことがあるのに諦めてはダメだよ。」

祖父のこの言葉を聞いて、やっぱりあきらめたくないという気持ちでいっぱいになりました。
若い頃から色々な地に行って仕事をしていた祖父だったので、知識や経験も豊富。
おまけに周囲からの人望も厚かったので、祖父の言葉には妙に説得力がありました。

その後、祖父の力も借りて何とか父を説得し県外の学校に入りました。
学校に行ってみると新たな体験はもちろんのこと、その土地は私が住んでいた町とは比べ物にならないほど発展しているところだったので、見るものほとんどが新鮮でした。
親元を離れて楽しいこともありましたが、辛いときや苦しいときもあり途中、挫折しそうになって地元に帰ろうかと思ったこともありました。
その度に祖父の「視野を広く持って色んな世界を経験しなさい。」という言葉が頭に浮かんできて、「諦めちゃダメだ。これも経験のうち。頑張ろう。」と何度も私を立ち上がらせてくれました。

現在は社会人になりましたが、社会に出るともっと大変なことの連続です。
しかしそんなときも祖父の言葉を思いだし頑張れる自分がいます。
あの時、祖父が応援してくれなかったら今の自分はいないと思うと、祖父には心から感謝したいです。

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