大丈夫っていう言葉は、自分を助けてくれる人が3人いるっていう確証がなければ口にしちゃいけないよ。

投稿者:wolf (1972年生まれ/女性/北海道在住)

再婚によって生活環境が大きく変わり、心身ともに疲れ果てていた私に、当時よく相談にのってもらっていた親戚のいとこから言われた一言です。
子連れ再婚により、自分の子供に加えて夫の連れ子が二人。
さらに再婚する夫との子供4人の母となった私。
仕事を持ちながら、幼い子供たちの育児、家事、そして妻の立場をすべてそつなくこなさなければと思い込んでいました。

しかし、覚悟はしていたとはいえ、これまでの自分を全て抑え継母であることのつらさや深いジレンマを抱えながら、あらゆる面で苦悩の日々を送っておりました。
再婚には大反対だった両親には、当然のことながら「自分で決めたことでしょう」と言われ、誰にも弱音を吐くことができなかった状況でした。
周りからは「がんばって」と励まされるものの、「今でも全力でがんばっている日々をおくっているのに、これ以上なにをがんばればいいんだろう」と半ばうつのような状態で毎日を過ごしていました。

そんなとき、見るに見かねた近所に住むいとこが「アンタ、大丈夫なの?」と聞いてきました。
私はすかさず「大丈夫。まだまだやれるよ」と笑って見せたのですが、しばらく私の顔を見つめていたいとこは、
「大丈夫っていう言葉は、人っていう字を3回書くよね。
それは、自分の本音をしっかり理解して自分を助けてくれる人が3人いるっていう確証がなければ口にしちゃいけないよ。
今のアンタにはそういう人が3人いるの?」
と問いかけたのです。

それを聞いた途端、涙が溢れてとまりませんでした。
本当はギリギリの精神状態であること、自分が自分でなくなりそうなこと、誰にも言えず、一人で抱え込んでいる悩みをすべてぶちまけました。
私が落ち着きを取り戻すまで、静かに話を聞いてくれたそのいとこのおかげで、自分の想いをわかってくれる人がいることの心強さを深く実感しました。

その後、10年再婚生活が続き、子育ても一段落したところで離婚しました。
あの一言で想いをぶちまけ、肩の力をぬいてがんばりすぎないように自分を奮い立たることができたと思っています。
今では自分の時間を取り戻し、母子家庭ではありますが、毎日穏やかな日々を過ごしています。

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