シンプルな生活が本当の意味で人を豊かにする。必要なものを、必要なだけね。

投稿者:YM (1993年生まれ/女性/埼玉県在住)

高校を卒業し働き始めた私は、学生時代に親に制限されバイトをさせてもらえなかった反動からか、今まで欲しかったものを自分で稼いだお金でここぞとばかりに買っていました。
服や化粧品やカメラ機材など、買えるもので欲しいものは何でも買いました。

その頃は飲み友達も増え、職場や友人以外にSNSの知り合いも出来、仕事帰りに人と飲みに行く機会が増えました。
とある人と気が合ったので初対面で都内某所の小料理屋で飲みに行ったのですが、そこで「心身の豊かさ」についての話になりました。

私はそれまで家計の苦しい貧乏家庭に育っていたので節約することの大切さや習慣は身についていましたが、働きだして「お金はあったほうがいい、沢山働いて沢山稼いで蓄えを持ち親を楽させて自分も余裕を持とう」という気持ちでした。
しかし、その人は「それはあくまで一時的だ。」と言ったのです。

「昔は僕も同じだった。得れば得るほど楽になれると思っていた。でも違った。
仕事に追われて好きなことも出来なくなって休まる時間も無くなると、無駄なものにお金を費やすようになった。
自分は何をしているんだろう、こんな生活でいいのかって毎日のように寝る前に思うようになった。
体力もきつくなってああ、もうだめだって思って、仕事を減らして、好きだったカフェめぐりと旅行の時間を作るようにした。
今までかった必要ないものも売り飛ばしてすっきりさせて。
そしたら、不思議と物をあまり欲しいと思わなくなったし、服や雑貨も必要なもの以外買わなくなった。
よくよく考えていたら、多分好きなことをする時間が出来て心が満たされたんだと思うんだ。
だからあの時の物欲は穴埋めだったんだと思う。」

本当は頭のどこかで分かっていたことを思い起こせられハッとなりました。
「自分は仕事を増やしてから物を買うことでどこか安心していたのかもしれない」と。

「シンプルな生活が本当の意味で人を豊かにする。必要なものを、必要なだけね。」

そう言われて、自分ももう少し自分の為に時間を増やしたいと思い、飲食店のハードな仕事を辞めました。
新しい仕事につくと精神的にも楽になり、休憩時間も多く、以前よりも早く終わるので自分の趣味の時間も増えました。
確かにシフトを減らしてから給料は5万ほど落ち、店の閑散期などは少し苦しいかなと思い副業を足す時もありますが、確実に無駄なものを買わなくなりました。
きっと、心が満たされているのだと思います。
今は、お金を稼ぐことに躍起にならず、写真や音楽といった自分の趣味の時間を楽しんでいます。
バランスをとる事、シンプルな生活を勧めてくれたその人に感謝しています。

error: