俺はかなさんの味方ですから。

投稿者:かな (1991年生まれ/女性/神奈川県在住)

いま私には付き合っている人がいます。
その人は、職場の先輩でした。
この思い出の一言は、付き合う前にその彼から言われた一言です。

私は当時、仕事に悩んでいました。
何に悩んでいたのかというと、人間関係に悩んでいました。
職場の先輩の一人が、私のことをとても嫌っており、私にしかわからないような方法で、私のことを仲間外れにしたり、私の意見を否定してきたりしていたのです。
毎日がつらくて、仕事を辞めたくなるほど悩んでいました。

そんな頃、今の恋人である職場の先輩が、私のことを休日に誘ってくれるようになりました。
最初は全くそういった感情はなく、初めて誘われた時にはとても驚きました。
何回かデートを重ねたものの、なかなか告白されることはなく、次会った時に告白されなかったら、付き合うのはやめようかな…と思っていた日に、この一言を言われました。

その日は買い物をしたりお茶をしたり…という一日でした。
その日一日も終わり、夜になり、居酒屋に入ってお酒を飲み始めた時のことです。
いきなり彼が、「○○さんのこと苦手でしょ?」と言ってきたのです。
それは、その私のことを嫌っている職場の先輩でした。
私は全く表に出さないようにしていたので、気が付いてもらえた時はとても嬉しかったです。

彼は、その先輩ととても仲が良いため、気が付いていたとしても、私が悪いと思うタイプだとそれまで思っていました。
しかし彼はそこでこの一言を行ったのです。
「俺はかなさんの味方ですから。」
本当に嬉しかったです。
それまで誰にも話さずに我慢していたので、自分のことを思ってくれる人がいること、味方でいてくれる人がいることだけで、本当に心が救われました。
この一言を聞いた時、次に会った時に彼から告白されなかったら、自分から告白しようと思うほどでした。

この一言を聞いた後の最初のデートで、彼は私に告白してくれました。
私を好きになってくれたことももちろん嬉しいですが、職場の先輩よりも私を選んでくれたことが何より嬉しかったです。
一生忘れられない一言です。

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