相手が望んでいると気づいたのだったら期待に応えてあげれば?それが本心でなくても。

投稿者:minahaha (1972年生まれ/女性/福井県在住)

高校時代に同級生に言われた言葉です。
私には彼氏がいて、1年間くらい付き合ったころから相手からの束縛や思いの強さに少し戸惑っていました。
とても好きだったはずなのに、私から告白して付き合ったはずだったのに、いつしか逆転してしまったかのようでした。
その頃はまだ若く、なかなか自分の気持ちがうまく伝えられないしコントロールもできません。
そういった気持ちを身近な友人に相談してみたのですが、そのたびにからかわれたり、笑われたりすることがほとんど。
なぜなら身近な友人には普段から彼の話をよくしていて、私が彼のちょっとした言動にいちいち反応して気持ちが引けてしまうのを彼女たちは知っていたからです。
「また言ってるよ」みたいな感じなのでした。

そんな時たまたま帰り道で会った大人っぽい同級生。
私はテニス部に所属しており色気とは無縁の高校生でしたが、彼女には大人の雰囲気があり、普段は気安く話しかけられるキャラクターではありません。
ですが、その時なぜか私の悩みを彼女に話してみようかなと思ったのです。
勇気を出して話しかけてみたら、意外と気さくな彼女は私の話を聞いてくれました。

そして一言。
「相手が望んでいると気づいたのだったら期待に応えてあげれば?それが本心でなくても。」
まだ子供の私は正直なところ「?」でした。
「それはどういうこと?」と思ったのですか、そのときは「そっかー」としか言えませんでした。

そしてこの言葉は10年後、思い出されることになります。
色々と経験を重ね、良くも悪くも大人になった27歳の私はふとこの言葉を思い出したのです。

どんな時でも自分の気持ちを最優先させていた自分ですが、恋愛はそれではうまくいかないのではないか、ということにやっと気づき始めました。
正直過ぎてはいけないのではないかと思ったのです。
はっというひらめきがあり、あの時彼女が言っていたのはこのことか!と思った瞬間でした。

それからは、これまでとは違った行動をとるようにしています。
自分の気持ち優先ではなく、恋愛相手が望んでいると思われる自分に時々なってみたりしたのです。
その結果、相手との関係はよくなり、その次の年に私は結婚することができました。

彼女の言葉がなかったら、ばか正直に自分の気持ちを表に出してしまい、いまだに結婚できなかった可能性もあったかもしれません。
だから彼女のあの一言に感謝しています。

error: