お姉ちゃんの大事な人は私にとっても大事な人だよ

投稿者:ドキンちゃん (1990年生まれ/女性/東京都在住)

私には現在、女性の恋人がいます。
付き合ってもう三年になります。
物心ついた時から女性にしか目がいかず、初めての恋人も女の子でした。
大学進学のため上京してからは新宿二丁目のレズビアンやバイセクシュアルの女性たちが安心して集まれるバーに顔を出すようになり、友人もたくさんできました。
彼女ができたり別れたりを何度か繰り返した後、今の彼女と出会いました。
出会った時に「この人だ!」と思いました。
昔から仲のよい友人には普通に恋バナをして自然な形でカミングアウトをしています。
でも、家族にはどうしてもカミングアウトできずにいました。

彼女と付き合って一年が過ぎた頃、妹が東京に遊びにきました。
妹とは仲がよく小さい頃から何でも話し合う親友のような存在です。
でも、どうしても女性が好きであるということだけは言えないでいました。
中学生の時、ボーイッシュな女の子が妹の同級生にいて、妹がその彼女のことをからかうように「もしかしてあっち系かもね」と言っていたことが忘れられませんでした。
もしカミングアウトしたら妹との関係が壊れるんじゃないか、妹が悩んだらどうしようなどと思ってしまい、電話やメールで言おうと思ったことは何度もあったのに、いつも言葉を飲み込んでしまっていました。

実は妹が遊びにくるちょうど一ケ月前に私は彼女の家族に紹介されていました。
彼女はとてもオープンな人でこれまでも家族に隠したことはないと言っていました。
私は、友だちには言えても家族にはずっと言えなかったし、今までの彼女も同じような感じでした。
私は初めて彼女の家族に「恋人」として紹介され、しかも、優しく受け入れてもらえてすごく嬉しい気持ちになったのでした。
そんなこともあって機会があれば、絶対に私も家族にカミングアウトしようと決めていました。

そして、ついにその日が来たのです。
行きつけのカフェにランチに妹を連れて行って、料理が来る前に私は話があると切り出しました。
正直、緊張して何といったか覚えていないのですが、妹が言った言葉だけははっきりと覚えています。
彼女が最初に言ったのは、「お姉ちゃんの大事な人は私にとっても大事な人だよ」でした。
「今度紹介してね」と妹は笑顔で言いました。

私は最高の彼女に出会ったからこそカミングアウトに踏み切れたと感じていましたが、私の妹も最高の妹だと思います。
これから両親へのカミングアウトという大仕事が待っていますが、彼女と妹がいれば私には乗り越えられるような気がしています。

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