好きじゃなきゃ一緒にいないよ。

投稿者:ゆま (1993年生まれ/女性/東京都在住)

私は中学高校と女子校に通っており部活漬けの毎日だったので、同年代の男性との接点は全くないまま、共学の大学に入りました。
6年ぶりに同じ環境に男性がたくさんいるという状況が非常に新鮮でしたし、びっくりしていました。
大学講義が始まって、友達が「野球部の○○くん、カッコいいよね、知ってる?」と話してきました。
その方が、私が初めてお付き合いをした彼です。

たまたま最初にその話をしてきた友達を含め、共通の知り合い同士で飲み会をして同じ学科同士仲良くなろう!と誘われたことがありました。
その飲み会に行った時、ちょうど彼も来ていたのです。
男女8人で飲み会をし、全員でアドレス交換をした後、翌日に全員にお礼のメールをしました。
他の人とは違って自然と彼とは会話が続き、その後もしばらくメールのやり取りをしていました。
物事の好き嫌い等、価値観がなんとなく一緒だなと感じていましたし、たまにキャンパス内で会ったときに話し掛けてくれる彼の笑顔に惹かれていきました。

その後しばらくしてから、同じ授業を取っていたというのが分かりました。
彼は部活が忙しくて講義に来ていなかったのですが、彼に「ノート見せて」と言われたのですべて書き写して彼に渡したところ、そのお礼に「ご飯行こう」と誘ってくれました。
その日が初デートになり、記念日になりました。
好きになった人が自分のことを好きになってくれたことや、初めて彼氏ができたことがとても嬉しかったです。

普段彼は部活、私は講義後アルバイトがあったのでなかなかデートが出来ない状態でした。
私は会えない分メールをしてくれたら嬉しいな、と思っていたのですが彼は部活で疲れていてそんな余裕がありませんでした。
何度か「もっとメールしてよ~」と言ったことがあります。
その度に気を付けるね、といってはくれましたが、なかなか改善されることはありませんでした。
いまとなってはそれくらいのことで…と思うのですが、当時の私は「本当に彼に好かれているのだろうか」と心配になることが多く、彼の前で泣いたことがあります。
その時に抱きしめられながら「好きじゃなきゃ一緒にいないよ。」と言ってもらったのです。

普段、恥ずかしくて私からも「好きだよ」といったことを言っておらず、もちろん彼もそういったことを言うことが無かったので、その言葉を聞いて「この人の彼女でいて良いんだ。」と安心しました。
お互い言葉で思いを伝えると言ったことが慣れてなかったですし、その重要性に気付いていなかったんだと思います。
その彼とは一度お別れしてしまいましたが復縁し、今も仲良くお付き合いをしています。
来年の誕生日に入籍をする予定です。

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