ちゃんと見てるから。

投稿者:KARY (1997年生まれ/女性/熊本県在住)

学生の時の話です。
親友がクラスの男の子を好きになり、みんなで応援をして色んな方法で2人を近づけようとしました。
きっと上手くいく!と思っていたのですが、どうやら相手に好きな人がいたらしく、親友は諦めると言って悲しんでいました。
みんなで遊んで気を紛らわせてあげたり、次の恋探そう!と盛り上がったりして過ごしていたのですが、ある日から私に冷たくあたるようになったのです。
一緒に学校に行こうと誘っても断られたり、学校では一言も話してくれませんでした。

LINEの一言にはこう書いてありました。
「なんであの子なの?」と。
薄々気づいてはいました。
何故かいつも目が合い、何故か私に話しかけてくる彼に。
でも、もちろん私にそんな気持ちなんてありませんでした。

親友は周りの友達も味方につけたようでした。
私の周りに誰もいなくなった気がして、誰にも相談できませんでした。
これ程辛いことはありません。

ですがある日、クラスの友達からLINEがきました。
「大丈夫?親友ちゃんも本当はわかってるんだよ。誰も悪くないって。でも、自分の気持ち抑えれないみたいで…。」
私はこれを読んで、あぁ、私の心配じゃなくて親友の話なんだと素直に見ることができませんでした。
「私の気持ちはどうなるの?なんでみんなで私を悪者にするの?」と言ってしまいました。
すると、「今からちょっと会おう。」と言われ、会うことになりました。

友達と会った時、彼女は悲しい顔をしていました。
友達は「大丈夫?」と私に聞きました。
私が「今、苦しい。苦しいよ。」と答えると、友達はこう言ってくれたのです。
「ちゃんと見てるから。」
そして、「親友ちゃんも大事だけど今は私ちゃんが辛いのわかってるよ。あのね、ちゃんと見てたよ。待ってたんだよ。悩んでること全部言ってくれるのを待ってたから。もう1人で悩まないで。」と。

その言葉を聞き、やっと気づきました。
私はただ、勝手に1人になっていただけだった事に。
誰かが私のことを見ていてくれることに。

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