あなたが私を信じてくれれば私もあなたを信じることができる。私を信じなさい

投稿者:らんとん (1994年生まれ/男性/愛知県在住)

当時、僕は本当に疑い深い性格でした。
人に何かしてもらっても裏があると疑ってしまったり、ほめ言葉なんて心から言っている人なんていないんじゃないか、本当は本音ではこういうことを思っているのではないか、などとなぜか被害妄想になっていたりもしました。

人を疑うことは悪いことだと思うのですが、どうしても過去にいろいろな人に裏切られた経験があり、人を信じることができませんでした。
友達ができても逃げられ、自分でもどうして友達が離れていくのだろうと自己嫌悪に落ちり自分で死のうと思ったこともあります。
人に必要とされないのであればそれまでだと思っていました。
ある女性と付き合うまでは。

もともと僕はその彼女の妹と付き合っており、その際その元彼女(というより現彼女の妹ですが)が浮気をしたということですごく傷心していました。
恋人に盲目になる性格だったので裏切られた反動はとても大きく、また人を信じることができなくなってしまいました。
学生だったので毎日のように顔を合わせることもあり、そのたびに憤りも感じましたが悲しくもなりました。

その感情を知っていたのは彼女の姉で、彼女は両方の気持ちを知っていました。
そして妹はあるとき、薬物に手を染めて病院で亡くなりました。
そのときに姉は私と付き合ってほしいと、私が妹の代わりになってあげるといってきたのです。

しかし僕は、人は誰でも浮気をすると決めつけており、なかなか決心することができませんでした。
もちろんしばらく待っていてほしいといいましたが、当時相談する相手もいなくて一人で悶々と考える日々。

業を煮やしたのか彼女からメールがきました。
要するに早く決めてほしいとのこと。
正直、僕は迷っているということを白状するやいなや彼女が一言。
「あなたが私を信じてくれれば私もあなたを信じることができる。私を信じなさい」

その時、僕の心がすっとしました。
そうか信じることか、と思ったのです。
彼女と付き合うことを僕は決心しました。
浮気も疑わず信じてみることにしたら、そのおかげかうまくいきました。

今となっては海外散り散りになってしまい別れてしまいましたが、あの一言のおかげで僕は人を信じてみようという気持ちになれています。

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