一度つかんだこの手を放さない

投稿者:ぶーちゃん (1974年生まれ/女性/兵庫県在住)

私は、人間関係のもつれから、人間不信になっていました。
そして、躁うつ病になっていました。
自分の体も傷付けていたわたしを見て、主人は「君は悪くない。純粋過ぎたんだよ。これ以上傷つけなくてもいい。君のことは僕が守る」とプロポーズされました。
心の病故、なんにも出来ないわたしを責めることなく、仕事、家事、洗濯、料理、掃除をすべてしてくれています。

そんな主人が、結婚式の新郎の挨拶の時に言ってくれた言葉が「一度つかんだこの手を放さない」です。
普通なら、わたしが主人の手を放さないじゃないですか。
反対に主人が、この手を放さないとは、わたしにとってなんと優しい人、一緒にいたいと思える人でした。

わたしは、結婚後も病気が治る訳もなく、急性アルコール中毒になったり、急性薬物中毒になったり、恥ずかしい話、お巡りさんに声をかけられたこともあります。
というのも一回り年の差があるわたしたち、夜中にわたしが家を出て主人が後を追っていたのを見たどなたかが電話されたのでしょう。
ストーカーなどと間違えられて呼び止められました。
夫婦だと確認すると、ちゃんと家帰りやと言われ、トボトボ帰りました。
今、思うと恥ずかしい話です。

そんな私を見捨てることなくずっと面倒を見てくれています。
さらに、わたしは、自殺未遂もしました。
自宅マンションの4階から飛び降りました。
死にかけましたが、なんとか助かって足に後遺症は残ったものの普通に生活出来ています。
こんな迷惑ばかりのわたしがいたら、主人に迷惑をかけると思いそっと消えてしまおうと思った事もありましたが、主人のお姉さんに止められました。

主人は、何もしなくていい、ただ、僕の側に居てくれたらいいんだよと言ってくれます。
結婚して、18年たつのですが、病気は治ってないので、精神科に、婦人科に、整形外科に、ペインクリニックに、鍼灸治療にとあちらこちらに行っていますが、全てに付き添って連れて行ってくれています。
入院すれば、遠くても見舞いに欠かさず来てくれます。
まさに、一度つかんだこの手を放されたことはありません。

error: