何でも出す方が先なんですよ。

投稿者:ふくろう先生 (1973年生まれ/女性/京都府在住)

8年前、私が英会話講師として独立して教室を立ち上げた時の話です。
私の元に、60歳位のご年配の生徒さんが英会話を習いに来てくださいました。
その方は18歳のときに田舎の学も財もない普通の方と結婚され、6畳1間のアパートで新婚生活を始めて大変な苦労をされましたが、今では1億円産業の社長夫人です。
子育ても一段落してご夫婦で海外旅行に行きたい為、英会話を習いに来てくださいました。

教室を立ち上げたばかりの私には始めての生徒さんで本当に嬉しかったです。
その方とはなんとなく意気投合し、プライベートでもお付き合いをするようになりました。
生徒がまだ集まっていない私は収入が不安定でしたので、洋服を頂いたり、ごはんをご馳走になったりと本当によくしていただきました。

生徒さんの集まりがあまり良くなくて悩んでいたところ、
「先生。何でも出す方が先なんですよ。」
と言ってくださいました。
私はなんのことか意味がわからず、その方の話を聞くと、「蒔かぬタネに花は咲かぬ。」ということわざがあるとのことでした。

物事を成就するためには何でも出す方が先だということ。
自分の夢を叶えたければ、人の夢を叶える方が先だということ。
自分のお財布を膨らましたければ、人の財布を膨らます方が先だということ。
自分の事業をうまくいかしたければ、人の事業をうまくいかす方が先だということ。

この話を聞いた時、目からうろこが落ちる思いがしました。
さすがご年長者。伊達に歳はとっていません。
この方は高学歴でもなんでもありませんが、賢いお人なんだなあと思いました。
だから6畳1間のアパートで新婚生活を始めて1億円産業の社長夫人の座にまで上りつめることができたのだと思います。
これがお商売のからくりなのかもしれません。

現在この世の中は不景気でみんながお財布のひもを引き締めることばかり考えていますが、もっとお金を循環させることが大切なんだなぁと思う一言でした。
8年経った今でもこの言葉を胸に生徒さんとは物とお金と労力と知恵が共に行きかうように、お仕事を続けています。

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