金は天下のまわりものっていうけれど、無い人のところには入ってこないんだよ

投稿者:ひろ (1974年生まれ/女性/マレーシア在住)

わたしには妹が一人います。
彼女は私よりも2歳年下ですが、私よりも早く結婚をして実家を出ていきました。
ところが、その妹は性格の不一致や彼の経済観念の違いなどから夫婦生活がうまくいかなくなり、結婚生活5年目で離婚をして再び実家に帰ってきたのです。

ちょうどその時、私の結婚が決まりかけており、私はこれから県外への引越しの準備等でバタバタとしていました。
妹が離婚で帰って来たことは気になりましたが、あまり触れない方がいいこともあるのかなあと思って、聞きたいことも聞かずに引っ越し準備をしていました。

そんなある日、夜荷物のパッキングをしていると妹が私の部屋に来て、離婚の理由やこれからのことについて少し話してくれたのです。
私がこれから始める結婚生活について注意しておいた方がいいことを教えてくれようとしたのでしょう。

妹が結婚した人は、はじめは仕事に真面目でいい人だったそうです。
しかし仕事のノルマがきつく営業成績が落ちてきたことをきっかけに仕事中にさぼっていることが増え、さらに仕事を首になったとのこと。
その時に自分は何をやっても駄目だという気持ちが付きまとうようになり、仕事に対して前向きではなくなったそうです。
次第に厳しくなる家計、そのために彼もバイトはしていましたが、妹もパートを始めました。
本来はお金がないけれど、それを乗り越えようと二人の結束が固くなる時だったのかもしれません。
しかし妹たちの場合は、すれ違いの日々が増えることで逆に夫婦の溝が深まったとのだそうです。
一生懸命働いても給料は上がらない、しかも保険や年金、食費など必要な出費もあり、生活は楽にならなかったと…。

その時に妹は言いました。
「金は天下のまわりものだから、使ったら、その分あとではいってくる。だから心配しなくても大丈夫だといってくれた人がいる。でも本当は、金は天下のまわりものっていうけれど、無い人のところには入ってこないんだよ。」

それを聞いて妹は本当にお金に苦労したんだなと痛感しました。
彼も自分が働かないことや妹に迷惑をかけていることを自覚していたのでしょうか。
離婚の話はすんなり進んだそうです。

妹は、やっぱりお金は大切だし、その価値観が一緒の人でないと生活は難しいと私に忠告をしてくれたのです。

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