先輩の一言

1人の寂しさを知っている人は他人に優しくなれる

私が高校生の頃、2歳年上の先輩に言われた一言です。 当時、私は同学年からいじめにあっていました。 死ね、クズ、消えろなどの言葉の暴力、朝学校へ行くと椅子の上に画鋲が貼り付けられていたり、教科書が無くなることは日常茶飯事でした。 いじめられるようになったきっかけをはっきりと見つけ出すことはできませんでした。 ある日、根も…

人は不安定な道は止めようとするけど止めた責任は取ってくれない。だったら後悔しない道を進めばいい。

高校3年生のとき、夜間大学の進学を希望していた。 しかし家の経済的な都合で急遽、就職へ進路を変更した。 進路を変更したものの、私は大学を完全に諦めきれたわけではなく、就職先は仕事内容がキツくてもいいからお金を貯めることができそうな製造業にした。 お金を貯めて大学進学するという目標を持って就職した。 実際に就職し日々の業…

お前の悪口を言うやつはお前のことが嫌いで言ってるんじゃない。 お前がうらやましくて言ってるんだぞ。

新入社員として入った会社はとても小さくてこじんまりとした会社でした。 めったに新卒を採用しない会社でしたが、私のときは3人採用者がいました。 私はあまり目立つほうではなく、ほかの2人は華やかな印象でどんどん置いていかれました。 入社してしばらくたった頃、社内で私についての根も葉もないうわさがとびかっていることが分かりま…

言わないのは思ってないのと同じ

私は大学の陸上競技部でマネージャーを務めていました。 3年生の頃、1年生のマネージャーが3人新しく入ってきてくれました。 その3人のうち1人はマネージャーとして選手のためになりたい、支えになりたいという気持ちが行動や言動からとても強く感じられ、周りの選手からもとても信頼されていました。 しかし他の2人のマネージャーは、…

山の頂上を目指しなさい。 そうして下を歩いている人を引っ張りあげてあげなさい。

あるエステサロンに行った時に、1人のスタッフと出会いました。 その方は、分け隔てなく仲間にもサロンのお客さんにも思った事をストレートに言ってくれる方で、それがとてもいつも心に響いていました。 信念を貫いているかのような意見で、ここまでブレなくて適切なアドバイスが出来る方はなかなか見かけません。 そんなある日、その方から…

仕事は暗記だけではダメだよ。

学生時代はただひたすら歴史上の人物の名前を覚えたり、数式を暗記したり、化学記号を覚えたり、etc‥。 それで良い成績をとり、良い学校に進学し、良い就職先に就く。 こんな風に世の中は暗記していい結果を残せばうまくいくものだと思っていたあの頃。 それが通用しなくなったのがここ数年。 自分が社会人になってからは暗記だけではう…

私は決して見返りが欲しいわけじゃない、その代わり、困った人がいたら今度はあなたが助けてあげなさい

私が入社したばかりの時に、隣の部署にいた一回り以上も年上だったマリちゃんの言葉、私は今でも鮮明に覚えています。 私は生まれ育った高知を離れて、大阪の大学を卒業したあと、そのまま大阪で就職し、三つ上の姉と二人だけで生活をしていました。 その頃、ちょうど父親が事業に失敗してしまい、全く経済的な部分は親には頼れず、あげくに父…

ため息は我慢しない方がいいよ

2年前の私は、部署を異動してすぐという事もあり、職場に馴染めずにいました。 先輩や上司に対して色々と気疲れをしていたころ、以前同じ部署に所属していた先輩と偶然社内で打合せする機会がありました。 馴染むと言いたい事や想いをストレートに伝えていた私だったのですが、雰囲気の変化に先輩は気付いたようです。 明らかに変わったしま…

会社は体を壊しても面倒見てくれないよ。家族を大切にしなさい。

私が30歳のとき主任に昇格することがきまり、本社に辞令交付を受けに行った帰り道、やはり同じように辞令交付を受けた先輩から言われました。 「会社は体を壊しても面倒見てくれないよ。家族を大切にしなさい。」 その前後の会話は実はよく覚えていません。 当時、今の旦那と付き合ってはいましたが、まだ結婚はしていなかった状態でした。…

大丈夫。何をミスしても、最後には必ず何とかなるから

人間関係を築くのが下手で、同時に人から怒られることに以上に怯える性格だった私は、まだ若いにも関わらずいくつかの職場を転々としていました。 そしてある年の春に、私が4社目に入社したのが地元の歯科医院。 田舎の小さな歯科医院であったその場所は院内の空気が柔らかく、それまでキツい性格の同僚ばかり経験してきた私にとって、そこで…

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