勉強も頑張れへんヤツが水泳で全国行けるわけないやろ!

投稿者:なっちん (1980年生まれ/女性/京都府在住)

それは中学1年生のときでした。
私は水泳部に所属し、毎日のように朝と放課後部活に励み全国大会出場を目指していました。
私の担任でもあった顧問の先生は入学当初から目をかけてくてくれました。

元々何でも一番にこだわる性格だった私は、部活だけでなく勉強も一生懸命取り組んでいました。
授業はもちろんまじめに受けて、定期テストでもそこそこ良い点数を取り学年順位も上位にいました。
勉強と部活を両立して頑張る日々を送っていました。

しかし2学期が始まって最初の実力テストのとき、実力テストなんだし別に勉強しなくてもいいかな…と軽い気持ちで受けてしまったのです。
英語、国語、数学、理科、社会の5教科のテストを受けて数日後、結果を見てみると社会だけなんと30点。
再テストになりました。

その先生はその社会の担当をしていました。
テストを採点したのはもちろん先生。
実力テストの全結果が出た翌朝、朝練習に行くとみんながウォーミングアップ中に先生に呼び出されました。

「お前、今回のテストの結果はなんや?ちゃんと勉強したんか?」と先生に言われ、私は正直に「あまり勉強しませんでした」と答えました。
すると「勉強も頑張れへんヤツが水泳で全国行けるわけないやろ!勉強も部活も両方頑張れる奴が全国にも行けるんや」と喝を入れられたのです。
私はハッとし、気持ちを入れ替えて勉強にも部活にも励むようになりました。

先生に喝を入れられて以来、勉強では常に学年トップに、水泳では残念ながら全国出場には届き来ませんでしたが学校では初の近畿大会出場は果たすことが出来ました。
あの時先生の言葉があったから中学3年間勉強も部活も手を抜くことなく頑張れたのだと思います。

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