努力できるのも才能だ

投稿者:ポンチャン (1979年生まれ/女性/大阪府在住)

私は高校時代テニス部に所属していました。
小さいころから両親の影響でテニスを始めていたので高校に入ったときからレギュラーになれました。
ただ部員は一学年に20人超いたので実際コートで打てる人数は限られていました。
その中で1年生の私がコートに立って打てるということでかなり反発もありました。

そして自分自身もあまり努力もせずに勝ち取ったレギュラーのためやる気もなくなり高校2年生になったころから部活をサボり始めました。
それでも先生は私を試合で使い続けました。また戦績もそれなりについてきました。

そして2年生の夏にある事件が起きました。
先生が部員を削減すると言い出したのです。
表向きの理由はコートが限られているのに部員が多いと効率が悪いのと進学校のため2年生の夏から受験勉強に力を入れて欲しいということでした。
本音はレギュラー以外を打たせる時間がもったいないから辞めてくれということです。

そこで私は部活を辞めることにしました。
理不尽な理由で辞めさせられる同級生を見捨てられないからです。
結局レギュラーで辞めるといったのは私だけでした。

後日先生にそのことを伝えに行くと先生は私が辞めるのであれば部活を廃部にするといいました。
それではテニス部の伝統もなくなるといい全力で私を引き止めました。

私は迷いました。部活を辞めることで廃部にするということはこれからテニスをしたいと思って入学する後輩にも迷惑がかかるからです。
しかしそうこうしている間に今度はレギュラーメンバーが全員辞めると言い出しました。
私たち残るといったメンバーは一体何の意味があるのかと・・・

テニス部はもうばらばらでした。私がこのまま部活に戻っても結局レギュラー陣との溝は埋まりません。
そのとき私に当時付き合っていた彼氏が言いました。
「本気出してテニスしてみろ。お前は一度も努力していない。才能だけでテニスしている。努力することをダサいと思っているかもしれないが、努力できるのも才能だ。」

その言葉で私は変わりました。
毎日朝7時には学校へ行き朝練して夜は部活の後もテニススクールに通いました。
するとばらばらだった部も私が努力することで周りは自然とついてくるようになりました。

私にあの言葉がなければ一生努力しなかったです。
努力は簡単に出来るものではありません。
努力できるのも才能だと努力してみて初めてわかりました。
今でも私はその言葉を胸に日々努力しています。

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