逆境こそ楽しむことが大事

投稿者:なつめ (1995年生まれ/女性/静岡県在住)

私は小学生、中学生とバレーボールをやっていました。
中学生のときは部活という枠の中でやっていたのである程度は楽だったのですが、小学生のころはクラブチームで活動をしていました。
そのクラブチームは市内では強いと言われているチームで、当然練習もハードなものでした。

小学校4年生のころからやり始め、6年生になり私はクラブチームのキャプテンを務めていました。
正直なところ、私の代のチームはチームワークがとても悪く成績もあまりいいものではありませんでした。
1点もとれずに負けたことだってあるほど弱かったのです。
技術のある選手はチーム内で1人か2人ほどでした。
当然、2人の負担がどんどん大きくなりチームワークは悪くなるばかり…。
キャプテンだった私はなんとかみんなで仲良くできないものかと日々頭を悩ませていました。

そんな私の話をいつも聞いてくれていたのが母です。
私は毎日練習が終わるたびに母に泣きながら自分の思いをぶつけていました。
そんなとき母が言ってくれた言葉が「逆境こそ楽しむことが大事」というものでした。
小学生だった私はいまいち言葉の意味がわからなかったのですが、それでもその言葉を忘れませんでした。

そしてある日、私たちチームは相手から1点も取れずに1セット目をおとしました。
それを見ていた監督はもう呆れ顔の状態で私たちに何も言ってきません。
チーム内の雰囲気も悪くなっていくなか、キャプテンとして何か言わなければと思った私は、母の言葉を思い出しました。

「逆境こそ楽しむものなんじゃない?」
私がチームメイトにそう言ったところ、私と1番仲の良かった子が「なにそれ素敵だね!」と言ってくれ、そこから悪かった雰囲気がよくなってきました。
「1セット目を0店で負けたこの逆境を楽しもうよ」
そうみんなで言い合って私たちは2セット目に挑みました。

結果としてはやはり負けてしまいました。
けれど、それ以降チーム内の雰囲気がよくなったのは確かだったと思います。
当時嫌いになったバレーボールがまた好きになったのです。
私はあの母の言葉を決して忘れません。

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