自分の1番の味方は自分なんだよ

投稿者:あんら (1992年生まれ/女性/埼玉県在住)

私は高校時代に部活動で、ダンス部に所属していました。
ダンスをするのが好きだったのですが、そもそも私はダンスがあまり上手ではなく、むしろかなりひどいものでした。
自分と一緒に入部した友人はどんどんダンスが上達するものの、私は自宅などで夜に個人練習を重ねてしても、なかなか上達しませんでした。
先輩や、ダンス経験者の同学年の友人にも色々と教えてもらったのですが、なかなか思った通りのことや簡単なことができませんでした。
全体で踊ってみる際などにも、失敗を多くしてしまい、もう自分にはダンスは向いていないんじゃないか、本当にダンスのセンスがないのではないか、と思いました。
教えてもらう際など、多くの人に迷惑をかけてしまいますし、もうダンス部をやめてしまおうかと考えていました。
その時期にアルバイトが忙しく、気持ちに余裕がなかったことや、疲れてしまっていたこと、バイトの疲れで個人練習もあまりできなくなってきたこともありました。

それらのことから自分を責めてひどく落ち込んでいた際のことです。
ダンス部で仲のよくなった一人の先輩に、見ての通りダンスが全然向上しないこと、教えてもらう際などにほかの人の時間を無駄に使ってしまうことになり、人に迷惑をかけてしまうこと、さらにバイトも大変で疲れてしまううえに、なかなか個人練習すらもできないこと、だから、もう部活をやめようかと考えている、と相談しました。
先輩は親身になって私の話を聞いてくださりました。
先輩は「本当に自分がつらいのならやめてもいいけど、せっかくいっしょの部活に入ったのだから、もうちょっと頑張ってみない?」と言ってくださいました。
そして、自分の空き時間にダンスを教えてくれる、とも言いました。
さらに「自分の1番の味方は自分なんだよ。自分をそんなに責めないで、もっと応援しよう。そして、次からまた頑張ろう」と言っていただきました。

私はその言葉をとても印象深く思っています。
もう少し、自分のことを応援してみようとその時思いました。
そして、出会って数か月で、ここまで親身になって自分のことを想ってくれる優しい先輩がいるのだから、もう少しダンス部を頑張ってみようと思いました。
ダンス部や、アルバイトでつらいときも、その先輩のことや先輩のその言葉を思い出し、もっと努力しようという気持ちになりました。

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