人は就職した企業で決まらないよ。

投稿者:なぶ (1990年生まれ/女性/鹿児島県在住)

これは私が就職活動中に言われた一言です。
その当時付き合っていた彼氏が私にかけてくれた一言ですが、約10年弱経つ今でも心に残っています。

当時私はある企業から内定をもらいました。
その企業は飲食チェーンのひとつで、誰もが一度は耳にしたことがある企業です。
総合職の正社員としての内定でしたが、入社して何年かは現場で皿洗いやホール、キッチン補助などを行わなければならないというものでした。

進学校を卒業し、有名私立大学にすすんでいた私が数多く企業を受けた中で、内定をもらったのはこの企業のみでした。
他の人が名高い商社や有名企業に次々と内定をもらっている中で、私はこの企業からしか内定が出なかったことに焦りを感じていました。

そこに就職してしまったら、自分が下にみられるのではないか?
仕事の内容は誰にだってできるものではないか?
という心配を抱えてしまっていたのです。

結局卒業間近になっても他のところは受からなかったため、この企業に就職するか、就職浪人をするかの決断を迫られました。
そのため私は彼氏に涙ながらに相談…。
そこで彼が言ってくれた言葉が、

「君がどんな企業に就職しても、今いる友達は友達のままだろう。
そこに就職したからといって離れていくような人は、所詮そこまでの仲だったってことだ。
もちろん仕事内容は誰にだってできるものかもしれない。
しかしそこから内定をもらった人は君も含め何人もの中から選ばれた少数の人しかいない。
きっと選ばれた人にしかできない何かがあるから君は選ばれたんだろう。
人は就職した企業で決まらないよ。」

というものです。
私はその時ハッとしました。なぜ私は企業名ばかりに気を取られていたのか、と。

その言葉を受けて就職した先には素晴らしい未来が待っていました。
意識の高い同期に囲まれた職場。
飲食チェーンにもかかわらず、他の企業に勝る福利厚生の手厚さ。
数をあげれば限りないほど素敵な面をもつ企業でした。

私がこの会社に入らなければ今の自分はいません。
そして、あの時彼がくれたこの言葉がなければ、今の自分はきっとこの素敵な人生を歩んでいないでしょう。

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