お天気が良くても悪くても元気をもらえるお天気キャスターの様な接客をしようね!

投稿者:pochan (1983年生まれ/女性/兵庫県在住)

初めてアルバイトをした飲食店で、店長から言われた一言でした。
大学に入って初めてのアルバイトでレジとホールを任されており、取り扱い商品がたくさんあったのと、ビジネス街の忙しく働くサラリーマンやOLさん相手で時間勝負なところもあり、仕事を覚えるだけで精一杯。
とにかく間違えないように、お待たせしないようにと心掛けて仕事に励んでいました。

店長もところどころフォローに入って下さり、どんなに忙しい時でもニコニコニコニコ。
40代でかなり年上なのに人懐っこい性格かつ丸顔だったこともあり、スタッフだけでなくお客様からも「おまめさん」と呼ばれて、みんなに愛されていました。

その日もニコニコして店長が近づいてきたかと思うと、「○○さん、とてもよくやってくれているよ。だけど、淡々とニュースを読むキャスターではなく、お天気が良くても悪くても元気をもらえるお天気キャスターの様な接客をしようね!」とアドバイスを受けたのです。

当時自分なりに笑顔も交えながら、一生懸命接客をしていたつもりだったのですが、「間違えないように、お待たせしないように!」という必死さが顔に表れていたようで、店長にはその余裕のなさが分かっていたようです。
言われた私はハッとしました。
お客様に一生懸命さが伝わるのが良い接客ではなく、束の間の休憩時間にホッと一息つけたり、このお店に来たら元気になれるような心地よさが一番求められる接客なのではないかと気づいたんです。

それをきっかけに徐々に笑顔が増えるようになり、心の余裕も生まれました。
そして、一人がニコニコしていると、連鎖して周りも笑顔になることが多く、アルバイトだけでなく人とのコミュニケーションがより一層楽しくなりました。
この経験から大学卒業後も迷わず接客業を選び、ずっと接客業を続けて来られたのもこの一言があったからです。
今でも仕事で行き詰まった時は必ず思い出して、店長と過去の自分に励まされながら、日々お客様と接する喜びを感じています。

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