私はやらずに後悔するよりも、やって後悔するほうがいいと思っている。

投稿者:よごろーざ (1980年生まれ/男性/千葉県在住)

「このままではこの会社は必ず倒産する。
私はやらずに後悔するよりも、やって後悔するほうがいいと思っている。
最後の望みとしてこのプロジェクトにかけてみたい。」

この言葉は私が以前勤めていた会社の上司から言われた言葉です。
以来、私が人生の岐路に立ったときにはこの言葉を思いだして行動しています。

はじめて上司からこの言葉を聞いたのは、あるプロジェクトを実行するか否かの決断を迫られたときのことです。
当時会社の経営状況は思わしくなく、あたらしいプロジェクトを立ち上げるほどの余裕はありませんでした。
しかし、このままでは倒産もあり得る状況にあり、まさに「いくも地獄、もどるも地獄」の状況。
取締役達はこれまでの無計画な経営を棚に上げて、これ以上の負債を抱え込むことのリスクを恐れて、新規プロジェクトには逃げ腰でした。
しかし、若手社員や中間管理職達は、新規プロジェクトを立ち上げて市場を開拓しなければ会社の未来は無いという意見で一致していました。

そのリーダーが私の上司でした。
彼は新規プロジェクトを実行するために奔走しました。
取締役一人一人にプロジェクトの成功なくして会社の存続はないことを根気強く説明して回りました。
その時に上司を説得するために彼が必ず言っていたのが冒頭に述べた言葉です。

今思えば、会社の存続をかけたプロジェクトで使う言葉にしてはかなり乱暴です。
しかし、当時はいつ倒産してもおかしくない状況。
早々と白旗をあげて同業他社へ転職する人もいましたので、これぐらい強い言葉でなければ人を動かすことは出来なかったと思います。

その甲斐あってプロジェクト計画は日の目をみることになりました。
彼の言った通りプロジェクトは成功し、会社の業績はV字回復。
このプロジェクトには多くの社員が関わっていましたが、彼の力なくして成功はあり得なかったでしょう。

以来、私はこの言葉を座右の銘としています。
これからも失敗を恐れずに邁進していきたいと思っています。

error: