先輩はいつまでも私のヒーローです!これからも応援しています。
投稿者:コオロギ (1975年生まれ/男性/青森県在住)
私は自分の夢の実現のために、10年勤めた会社を退職しました。
その会社では、退職する時に各部署に挨拶をすのが慣例になっていました。
私も、最終日前日と最終日当日は、各部署を周り、お世話になったお礼をしましたが、どの部署からもありがたい言葉をかけてもらい、感動したのを今でも覚えています。
出張などで不在の方もおり、全員に挨拶することはできなかったのですが、最後には記念写真を撮ったり、花束をもらったり、本当に良くしてもらいました。
最終日は、荷物の整理もあり、定時には帰れず、しばらく残って片づけをしていました。
ようやく落ち着き、いよいよ職場を去る時になって、ある一人の後輩女性から手紙を受け取りました。

彼女は、「告白とかではないので心配しないでください!」と笑顔で話しかけてきて、さらに、「実はメールを送っていたのですが、もう片づけていらしたようなので、見ていないかもしれないと思ったので、手紙に書きました。」と伝えてくれました。
帰り道に、早速その手紙を読んでみると、大きな字で「先輩はいつまでも私のヒーローです!これからも応援しています。」と書かれてありました。
そして、その下には続きがありました。
「先輩は会社の中でも一番忙しい部署にいて、毎日残業ばかりだったのに、いつも笑顔で接してくれたので、本当にすごいなと尊敬していました。
ある日、たまたま遅くまで残業していた私に、先輩は、無理しちゃだめだよって優しく声をかけてくれたことは一生忘れません。
実は私、その時嬉しくて泣いたんです。
同時に、私もがんばらなくっちゃと思うことが出来たんです。
とにかく、これからの先輩のこともずっと応援しています!」
私は、その後輩とはそれほど多く接していたわけではなかったのですが、このように思いを届けてくれて本当に嬉しかったです。
自分のやりたいことを追求するために退職したわけですが、めげそうになる度に、その手紙を読んで元気を取り戻しています。
いまでもその手紙は、私の部屋の目立つ所に貼ってあります。