お前の夢は俺の夢だ

投稿者:ちーちゃん (1990年生まれ/女性/茨城県在住)

営業の仕事をしていた時の一言です。
私は元々、開拓現場に職人さんをまわす会社の事務を契約社員としてやっていました。
1年ほど働いた後、採用面接を受けて正式に正社員になれるという約束で働いていたのですが、その年の採用枠がなく、契約も伸ばせないといきなりクビになってしまいました。
仕事を失った私はなかなか次の就職が決まらず、お金もなく家賃が払えず家もなくなり途方にくれていました。
そんな時に出会ったのがこの営業の仕事でした。

面接を受けに行った時、面接をしてくれたのが後の直属の上司でした。
なぜだか私は絶対にこの会社に入ると直感し、次の日には合格の電話が来ていました。
モバイル系の営業だったのですが、仕事内容はとてもきつく、1日立ちっぱなしで休むことなく声をかけ話してくれた人は必ず契約にという過酷なものでした。
そんな環境の中でも仕事を続けられたのは、上司が私に夢を与えてくれたからです。

営業は結果が全ての仕事ですので、結果が出ない限りその分周りに助けてもらうしかありませんでした。
仕事を続けていくと結果が出ない、いわゆるスランプのような時期に差し掛かりました。
上司が取ってきてくれた契約をダメにしたり、仕事にも精が出ず怒られたり、もうこんな仕事はできない。と泣いた事もありました。
その度に上司は「お前の夢はなんだ?」と真っ直ぐ、本来の目的に向かう私に戻るよう説得してくれていました。

ある時、とても大きな契約もわたしのミスで白紙にしてしまいました。
社長から上司と私が一緒に呼び出され注意を受けました。
あまりにも迷惑をかけすぎて申し訳なくもう辞めようと思い「なぜ、見捨てないんですか?裏切ってばかり迷惑ばかりかけていて何も返せていないのに。私なんか出来損ないですよ。」と言ってしまったのです。

しかし上司は怒ることもなく、
「お前は出来損ないではない。
確かにまだなにも返してはもらってないけど、お前が成績1位になる。
以前お前は絶対に成績1位になって俺の右腕になる。って言ってくれたから、俺はお前を信じている。
お前がやめない限り俺からは諦めない。信じ続ける。
まだ目標の途中なだけなんだよ。」
と淡々と話をし、そして最後に
「お前の夢は俺の夢だ」
と言ってくれたのです。

こんな上司を持つことは他の会社で出来るのか?と思い、辞めるという考えはどこかへ飛んでいきました。
そして、この人を絶対に裏切ってはいけない!とまたがむしゃらに仕事をやり続けました。

そして今、私は目標だった上司の隣の席で、彼の右腕となる事が出来ています。
あの言葉があったからこそ、私はここに座っていられているのです。
絶対に忘れられない言葉です。

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