人生で迷ったら、自分が苦しいと思う方を選びなさい。

投稿者:江口絹代 (1980年生まれ/女性/東京都在住)

新卒で就職した会社でひどい目に遭いました。
拘束時間が異常に長く、12時を超えることもザラ。
周囲も黙認しているので、声を上げることもできません。
とうとう体が悲鳴をあげてしまい、入院を余儀なくされました。
入社してわずか4カ月の事でしたので、今後を非常に悩みました。

会社に未練はなかったですが、親に心配をかけたくなかったので、すぐには辞める決意がつきませんでした。
そこで、他の選択肢を求めて転職活動を始めました。
もう失敗をしたくはなかったので、大企業ということでは見ずに、受ける会社もしっかり調べるようにしました。
週末ごとに履歴書をもって面接に出かけました。

地方から都心へ出ることが多く、安い温泉施設に宿泊しました。
そこで、ある老婦人と出会いました。
薬湯につかるのが趣味ということで、風呂で顔なじみとなりました。
話すうちに、自分の悩みを聞いていただきました。
経験豊富な彼女は、真剣に聞いてくれて一緒に悩んでくれました。
そして、これからどうしようかという事で教えを乞うた際に、この一言をいただきました。
楽な方ではなく、あえて苦しいと思う方を選んだら後悔が少ない、と。

正直言って、言われた時にはまだ選ぶタイミングではなかったので、どうすることが正解なのかよくわかりませんでした。
とにかく今いる会社でも自分にできることは精一杯やりましたし、少しでも自分の状況が良くなるように知恵を絞りました。
仕事について本もたくさん読みましたし、親や友人から多く意見をもらいながら自分が変わる努力を試みました。

その後、同時に複数の会社から来てほしいと連絡をいただきました。
改めて、あの老婦人の言葉を思い出しました。
自分の人生の選択は、やはり転職すること。
なぜなら、退職することは、自分を守るためではなく、これからの自分の可能性を切り開く攻めの理由だと確信したからです。

error: